養育費を継続してもらえている母子世帯、28.1%。受けたことがない世帯は半数以上【不都合な数字】

【本作を第1話から読む】子どもの虐待死。もっとも多い年齢が「0歳0か月0日」【不都合な数字】

『大人も子どもも知らない不都合な数字』 (チャリツモ /フォレスト出版)第7回【全7回】

数字を使って社会を見ると、意外なことがわかるかも!? 統計をしっかり見ると、じつは自分が思っていたことや当たり前だと感じていたことが、実体とは違っていることもあります。数字はふだん見逃している、さまざまな側面を発見するヒントになるのです。そんな数字とイラストを使って、さまざまな事象を解説する『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)にて、数字の背景を考えながら社会問題に向き合っていきましょう。

※本記事はチャリツモ著の書籍『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。


養育費を継続してもらえている母子世帯、28.1%。受けたことがない世帯は半数以上【不都合な数字】 07_pixta_40800784_M.jpg
※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

養育費を継続してもらえている母子世帯、28.1%

離婚をすると、両親のどちらかが親権者となり子どもを引き取り、監護(監督・保護)・養育する責任を負います。しかし、親権者でない親も扶養義務がなくなるわけではなく、「養育費」を支払わなければなりません。

「養育費」とは、子どもを育てるために必要な費用のこと。子どもが自立するまでには、生活経費、教育費、医療費など、たくさんのお金がかかります。たとえ親権者でなくとも、養育費の支払いは親として子に対する最低限の義務です。

しかし実際は、ひとり親家庭の多くが離婚した相手から養育費を支払ってもらえていません。

 

チャリツモ
これまで遠く感じていた社会問題を、自分ごととしてとらえるきっかけを提供し続けるクリエイター集団。「そうぞうしよう。そうしよう」がキャッチコピー。本書のベースとなっているWEBサイト「チャリツモ」をはじめ、10代の若者が抱える性のモヤモヤにこたえる「セイシル」(運営会社はTENGAヘルスケア)や「日本財団 Instagram」など、WEBメディアを中心にさまざまな媒体の運営に携わっている。

※本記事はチャリツモ著の書籍『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP