もしも大好きな祖父や祖母が突然、認知症になったらどうしますか? 事前に介護の基礎知識を身につけたり、他の方の体験談を耳にしたりしていれば、いざという現実に直面しても気の持ちようは変わるはずです。そこで、ぜひともおすすめしたいのが6月30日に電子書籍として発売されるコミックエッセイ『嫌いから可愛いになった私のおばあちゃん~認知症介護実録~』(毎日が発見)です。
同居中の孫・さとみは、介護の知識など一つもナシ! そんな中、祖母の認知症の症状は進行し、さとみの介護ライフはどんどん過酷に。「なんで私、介護をしているんだろう?」「本音を言うと、逃げ出したい」介護をする身でありながら「助けて」と声を上げるのは、〝甘え〟なのか?――。
『毎日が発見ネット』の人気連載作品であるこちら。アルツハイマー型認知症の祖母と暮らす著者のさとみさん。自らの実体験を通して、介護現場の苦労や現実を、ときにはユーモアを交えながら描いています。読めば役立つ情報もいっぱいで、これから介護の問題が控えている方はもちろん、そうでない方にもおすすめしたい作品です。
さとみさんはもともと祖母のことが嫌いでしたが、認知症が進行するにつれて、だんだんと祖母に対して「可愛い」という感情が芽生えてきます。本作でその過程を追っていくと、介護に携わる方々にとっては大きなヒントや気づきが得られるかもしれません。電子書籍では特典として描き下ろし漫画も付いてきます。この機会にぜひともご一読ください!