服をなかなか捨てられないという人が多いようです。でも、見極めポイントを習得すれば、服は確実に減らすことができるといいます。今回は、スタイリストの大沢早苗(おおさわ・さなえ)さんに、「服が増えないための"8割収納"のコツ」について教えてもらいました。
【前回】ワンシーズン10枚だけのすてきコーデ術! スタイリストが教える「1週間着回しコーデ」を大公開
1.ハンガーは40本をまとめ買い
ワンシーズン10枚の服と決めたなら、1年で40枚の服さえあれば過ごせる計算になります。これ以上増やさないためには、同じ種類のハンガーを余裕をみて40本買い、気軽に買い足せない状況を作り出しましょう。
2.カタチが崩れない服はハンガーにつるす
ハンガーにつるして保管すれば、持っている服をひと目で把握できるメリットがあり、無駄な買い足しが防げます。出番が減った服は、あえて手前の目立つ位置にかけてみて、それでも着ない場合は手放しましょう。
3.アイテムごとにざっと分けて収納する
マフラー、手袋、ソックスなどの小物は、アイテムごとに分けてケースに収納を。1ケースと決めたらそれ以上は増やさないのがキープのコツ。マフラーはロール状に畳んで立てておくと、選ぶときに時短できます。
4.ケースにしまう服は重ねず立てる
ハンガーにつるせない服は、畳んでから立てて収納を。ケースの中身を一目瞭然な〝輪切り状態"にするのが正解です。ニットの場合、厚みを圧縮することもできるため、スペースの有効活用にも一役買ってくれます。
5.ハンガーは10cm間隔が理想
ハンガーは8〜10cm程度の間隔をあけるのが理想。洋服と洋服の間にゆとりを保てば、服が探しやすい上にストレスなく出し入れができます。しわがつきにくくなるため、服が長持ちする利点もあり。
6.かさばる服は洗濯ネットで圧縮する
スキー用品やアウターなどの収納なら、圧縮できて風通しも良い洗濯ネットが大助かり。圧縮した上で大きな布の収納ポーチに入れておき、湿気が気になる季節は開けてカビを防ぎましょう。
7.ハットは型崩れを防ぐため見せる収納にする
型崩れしやすいハットは、壁に取り付けたフックに引っ掛けておしゃれに収納を。クローゼットの中はもちろん、玄関や自室のベッド脇など、お好きな場所に手軽に設置できるのがうれしいポイントです。
8.しまうと忘れがちなバッグは"見える化"する
ケースに入れたままで有効活用ができていないナンバーワンがバッグ。特にブランドもののバッグほど、箱にしまって眠りがちになっていませんか? フックにつるし、いつでも手に取れる状態を目指しましょう。
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取材・文/荒井さやか 撮影/斎藤大地