情熱的な「色彩歌謡」に挑戦!演歌界の貴公子・山内惠介の新たな世界とは

2020年にデビュー20年を迎える歌手・山内惠介さん。2019年3月に発売した「唇スカーレット」で、情熱的な"色彩歌謡"に挑戦した彼に、日本全国縦断コンサートや展望についてお伺いしました。

情熱的な「色彩歌謡」に挑戦!演歌界の貴公子・山内惠介の新たな世界とは 山内惠介アーティスト写真2019.1~.jpg 

強い自分をアピールしたい、そんな思いを込めた新曲です

17歳でデビューし、今年でデビュー19年目の山内惠介さん。

「この業界では若い方だと思っていたのですが、最近、後輩が増えて『先輩』と声をかけられることが多くなってきまして、まだ慣れないですね(笑)」

年男で、5月に36歳となる山内さんは「NHK紅白歌合戦」(NHK総合)にも4度の出場を果たすなど、演歌界の貴公子として大活躍中ですが、若くして歌い手を目指したきっかけは?

「幼少期から母や祖母が聴いている歌を一緒に聴いていて、特に美空ひばりさんが多かったですね。たしか僕が4、5歳のころ、当時、ひばりさんの曲の『みだれ髪』をテレビ番組から見よう見真似で家族に披露して、みんなに喜ばれたのがきっかけで歌い手になりたいと思うようになりました。この曲が初めて覚えた曲なんです。兄が2人いるのですが、歌が好きだったのは僕だけだったみたいですね」

 

歌手としてデビューして以来、幅広い年齢層のファンに支持されていますが、特に多いのは山内さんの両親世代の60~70代の方たちなのだそうです。

「ファンの方は、皆さん本当にお優しいのですが、優しさだけでなく、時には叱しっ咤た 激励していただくこともあります。また先日、札幌に行った際に、ご飯を食べているときに偶然お会いしたファンの方は、お孫さんを亡くされたそうで、そのお孫さんと僕を重ねて応援してくださっているというお話を聞きました。僕に会いに来てくださることが生きがいになったり、元気になっていただくきっかけになるのは本当にありがたいです」

 

デビュー20周年を目前にした今年、第一弾シングル「唇スカーレット」が3月に発売されました。

「新しい山内惠介をお見せするにはどんな楽曲がいいんだろうと考えたときに、等身大の自分の色をお届けしたいと思い、この曲になりました。ぼくはいちばん強い色が〝赤〟だと思っていて、勝負の時にはやはり赤を選ぶので、強い自分をアピールできればと思います。ちなみに勝負パンツも赤です(笑)」

 

"色彩歌謡"という、艶のあるサウンドが特徴のこの曲。うまく歌うコツは?

「どの曲もそうだと思うのですが、まずはよく聴くことが大切です。CDには楽譜と歌詞が付いているので、まずCDで曲を聴いていただき、次に縦書きの歌詞を見ながら、最後に横書きの譜面を見ることで、縦と横から曲を体に染み込ませることをおすすめします。譜面が読めなくても、音程を聴きながら譜面を見ることで、音の高低や、普段気付けないこともさらに気付けるようになりますよ」

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今年は日本全国でコンサートを開催する山内さん。体調管理や喉のケアはどのように行っているのでしょうか?

「うがい、手洗いは必須ですね。朝晩ともに湯船に浸かって、体温を上げるようにもしています。あとは朝食ですね。米が好きなので、納豆やおかずと一緒に食べます。朝は出発の2時間前に起きて、お風呂と朝食を大切にしています。また、常に温かいお茶を飲んでいます。鼻が乾かないようにも意識します」

 

ずばり、今年の目標は?

「新曲の大ヒットは毎年掲げていますが、今年は芸能人としての自覚を持ちたいと思っています。歌い手として、いつでも人に見られる職業なので、その自覚を持って生活しようと改めて思いました。そして、僕もこの『毎日が発見』のように一日一日、何かを発見できるように過ごしたいです。僕の歌が少しでも、皆さんの〝発見〟のきっかけになってもらえたら幸せです」

 


『唇スカーレット』
1,204円+税(CDのみ)/ビクターエンタテインメント

約1年ぶりとなる新曲。収録曲違いの赤盤(写真)・黄盤・白盤、DVDセットの唄盤(1,667円+税)も。情熱的な「色彩歌謡」に挑戦!演歌界の貴公子・山内惠介の新たな世界とは 唇スカーレット(赤盤).jpg 
【全国ツアー】

山内惠介 全国縦断コンサートツアー4月11日(木)東京・中野サンプラザを皮切りに、年内に、全国を回る予定。詳しくは、公式ホームページで確認を。


 

取材・文/栗山春香

 

 

山内惠介(やまうち・けいすけ) さん

1983年5月31日生まれ、福岡県出身。2001年「霧情」でデビュー。コンサート以外に芝居などでも活躍中。根室味覚観光大使、糸島観光大使、釧路空港宣伝特使も務める。

この記事は『毎日が発見』2019年4月号に掲載の情報です。

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