古今東西100人の天才たちが実践していた「習慣」から、その成功法則を導き出せ!芸術家やアスリート、学者に起業家など、歴史に名を残す「超一流」の天才たちが実践していた「習慣」から、彼らの人生哲学やマイルールを読み解きます。すぐに真似できる「習慣」で、今日からあなたも目指せ天才!
※この記事は『すぐに真似できる天才たちの習慣』(KADOKAWA)からの抜粋です。
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仕事時間の20%を自分の好きな研究に使う
【ラリー・ペイジ Larry Page】
(1973 ~)実業家・コンピューター科学者。グーグルの共同創業者の1人。ミシガン大学卒業後、スタンフォード大学大学院(コンピューター科学)博士課程に進む。父はコンピューター科学の教授で、その影響から幼い頃よりコンピューターを使いはじめた。1998年、セルゲイ・ブリンとともに、検索サービス会社の「グーグル(Google)」を設立、初代CEOに就任した。彼が開発した「ページランク(PageRank)」という検索のアルゴリズムが、グーグルが成功した要因の1つといわれる。
◆この天才の名言◆
「突拍子もない野望を抱くほうが、むしろ楽に進めることができる。」
グーグルの奇抜な「2 0%ルール」とは?
情報化社会の中心企業として世界の頂点に君臨する検索エンジンサービスの大手企業グーグル。
キーワードによる「画像検索」はもちろん、世界各地の建物や自然が手に取るようにわかる「グーグル・アース」、無料で数ギガの電子メールを保存できる「Gメール」など、日頃グーグルのサービスを使っている方も少なくないでしょう。
このグーグルを率いているのはコンピューター科学者でもあるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンですが、彼らをはじめとするグーグル社員が大切にしているのが、「自分は何にモチベーションを感じるか?」ということ。ラリー・ペイジは「世界を変える方法を1行で説明するとしたら?」という質問に対し、「とてつもなくエキサイティングなことを、常に必死でやること!」と答えています。
そして、創業者ペイジのそんな熱い思いを体現しているのが同社の「20%ルール」です。これは、自分の本業とは別に、就業時間の20%を自分の好きな研究に費やすことができるという社内規則で、たとえビジネスに直結しない事柄であっても、いつかは事業化できるかもしれないということを念頭に置いて実行されているようです。
皆さんも、ご自身で持てる時間のうちの20%を好きなことに費やしてみてはいかがでしょうか。8時間睡眠で換算すると、1日のうち約3時間に相当します。この時間が確保できない場合は1~2時間でも構いませんので、情熱を傾けられるものに使ってみてください。
【プラスα】自分に合う人かどうかを判断する「エアポート・テスト」
グーグルでは、新しく人材を採用する時に「エアポート・テスト」と呼ばれる手法が取り入れられています。これは、「飛行機が欠航になって、空港で1晩一緒に過ごさなければならない。そのとき、夜通し語り明かせる人かどうか?」を判断するというもの。もしも面接官が「夜通し一緒に語り明かせそうだ」と判断すれば、合格となるそうです。
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