『#クイズ空から見たら 日本地図に強くなる頭の体操』 (今尾恵介/KADOKAWA)第6回【全8回】
飛行機の窓からふと下を眺めたとき、見慣れたはずの日本の景色が、全く新しい表情を見せてくれることがあります。そんなワクワクする瞬間を一冊の本に凝縮したのが、『#クイズ空から見たら 日本地図に強くなる頭の体操』(KADOKAWA)。ページをめくると現れるのは、空から捉えた日本の絶景写真です。特徴的な海岸線や見覚えのあるお城、街のシンボル......。手がかりを見つけ、想像して、最後は地図と照らし合わせて納得! 解説は、地図研究家の第一人者・今尾恵介さん。ただのクイズで終わらず、「なぜここはこんな形をしているのか?」といった地理の深いお話まで楽しめます。
※本記事はゼンリン、今尾 恵介 (著)による書籍『#クイズ空から見たら 日本地図に強くなる頭の体操』から一部抜粋・編集しました。
問題(初級★☆☆)
日本海に面したある場所の上空。左下の茶色いエリアが最大のヒントです。ここはどこでしょう? その部分の市名でお答えください。

【ヒント】「スタバはないが○○○はある」で有名になった。
答え
鳥取県鳥取市

解説
鳥取県にスターバックスが1軒もなかった2012年、当時の平井伸治鳥取県知事が「スタバはないがスナバはある」と発言して注目されました(現在は6店舗も!)。鳥取砂丘は、上流から千代川が運んできた花崗岩質の大量の砂が沿岸流で浜に堆積、それが北西の強い風に飛ばされてできたものです。高さは90メートル台に及ぶ規模で、県内有数の観光地になりました。ただし戦前までは耕地にも森林にもならない「厄介者」扱いだったとか。
千代川の流域面積は多摩川や大和川レベルなのにこの巨大な「スナバ」が誕生した理由は、昔からタタラ製鉄が盛んだったから。製鉄用の燃料として木材が大量に伐採されたため砂の流出が多かったのだそうです。製鉄と砂丘の不思議な関係。地形は自然だけが作るものではありません。
「砂漠」ではなく「砂丘」です!








