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地球の中心部はドロドロの液体!?
地球の中心部は、いったいどのようになっているのか。今よりも科学技術が発展していない時代、地球の中身は均質でドロドロに溶けたものが詰まっていると考えられていた。しかし、現在ではその考えが間違っていることがわかっている。
地球の内部は、外側から地殻、マントル、核と呼ばれる三つの層に分かれている。ゆで卵にたとえるなら、殻は地殻、白身がマントル、黄身が核といったところだ。
まず、地球の中心部にある核は、鉄とニッケルを主成分としており、内核と外核に分けられる。約400万気圧という超高圧下にあることから、6000~8000℃と推定される超高温を保ちながら、溶けることなく固体の球状をしている内核を、液体状の外核が包んでいる。
続いて、外核を包んでいるのがマントルで、かんらん岩などの岩石でできている。液体だと勘違いされることが多いが、マントルはあくまで固体。ただし、超高圧と高温下にあることから、非常にゆっくりと対流している。
そして、マントルの上に乗っているのが、私たちが立っている地殻で、花崗(かこう)岩や玄武岩などの軽い岩石でできている。その厚さは大陸部で30~60キロメートル、海洋部で5キロメートルといわれているが、地球の半径と比較すると、わずか0.5パーセントほどの厚さしかない。
こうした地球内部の様子は、当然直接見ることができない。そこで、やわらかいものや硬いものにぶつかると伝わる方向が曲がったり、跳ね上がったりする「波」の性質に着目し、地震波などを利用することで、地球内部のさまざまな調査が行なわれている。
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『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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