色とりどりの紙で夏花を折り、季節の便りとして贈りませんか？ 短いメッセージを書き添え、封筒に入れて投函すれば、心のこもった残暑見舞いに。封を開けた人はきっと笑顔になるでしょう。直接そっと手渡すのもすてき。きっと会話が弾みます。折り方を説明していますので、あいた時間に試してみてください。お茶の水おりがみ会館館長の小林一夫（こばやし・かずお）さんに「贈って、 使って、 楽しむ花の折り紙手紙」の作り方を教えてもらいました。
あさがお
すがすがしい青色のあさがお。
夏の朝の庭景色のようですね。
いちばん下の花は、無地の色紙と薄い花柄の和紙を重ねて折ったもの。
葉っぱも添えて差し上げましょう。
封筒にしのばせて...
メッセージを書いてから花形に折ります。花をほどいたときにメッセージが現れる仕掛けです。
好きな色柄の紙を使って折ってみましょう
上手に仕上げるコツは、折り筋をしっかり付けること。
へらやスプーンの裏などを折り目に押し当てるときれいに折れます。
厚紙より薄い紙の方が折りやすいでしょう。
折り線がたくさんあるものは、少し大きな紙で試し折りをしてみるのもいいですね。
あさがお
材料
好みの紙 花11×11cm、葉５×5.5cm
（ここでは表裏同じ色の色紙を使用）
できあがり 花約６×６cm、葉約５×5.5cm
《紙の使い方アイデア》
色紙と薄い花柄の和紙を重ねて折るとまた違う表情に。２枚がずれないようにのりで貼り合わせてから折ります。
作り方
（1）折り筋を付け、▲3つが△に集まるように折る。
（2）（1）の山折り、谷折りの通りに折ったところ。
（3）間を開いて上の1枚を半分に折る。
（4）間を開いて、折筋を付ける。
（5）（4）で付けた折り筋を使って間を開く。
（6）上と下は1枚、左右はまとめて山折りする。
（7）できあがり。
【葉の図案】
用意した紙を二つ折りして図案通りに裁ちます。
詳しい記事はこちら：花の折り紙を季節の便りとして贈りませんか？ 封筒にしのばせたい「あさがお」の折り方
