つぶらな瞳とふくよかなボディ。お腹にはセクシーな白ブリーフ(柄)。見るものを一瞬で虜にする愛らしさのぐっぴー君は、インスタグラムのフォロワー数28.8万人(2021年9月現在)を超えるスター猫です。飼い主であるさきともさんとの絆も、多くの人が心惹かれる理由。コロナ禍で猫を飼う人が増えていますが、実際に猫との出会いがもたらした幸せ、そして猫と暮らすことに対する責任についてさきともさんに伺いました。
(c)ねこ休み展 秋 2021 / ぐっぴー
ぐっぴー君と暮らす日常は、毎日が特別な日
ぐっぴー君とさきともさんの出会いは2012年12月。
とても寒い日曜日だったそうです。
路上でぐったりとしていたぐっぴー君は、生まれて1カ月ほどの小さな子猫。
その時、さきともさんは12年連れ添った最愛の先代猫を亡くしたばかりでした。
まったく動かないぐっぴー君を急いで病院に連れていくものの、低体温と栄養失調で「明日には亡くなっているかもしれない」と言われるほどの状態。
必死に体を温めましたが、保護してから6時間が経過してもほとんど動きません。
そこで、先代猫の介護をした経験から強制的に水を飲ませることを思いつき、口に数滴の水を垂らしたところ、驚くことに急に歩き出してご飯を食べるようになったそうです。
その様子は、「まるで先代猫が助けてくれたように見えた」と言います。
「猫を飼う、ということに対して"また失うことの恐怖"がありました。しかし、私の不安をよそに、だんだん元気になっていくぐっぴー。知らず知らず、私自身も不安と悲しみの表情から笑顔を取り戻していました」。
ぐっぴー君の名前は、「GoodでHappy」な毎日を送れるように願うさきともさんの愛情を込めて、先代猫の名前の一部を受け継ぐ形で名付けられたものです。
出会った頃は瘦せっぽちだったぐっぴー君も、今では立派な"お太り様"に成長しました。
黒目がちで困り顔、ふわふわとした豊満ボディに白ソックスと白ブリーフを履いているような柄がとってもチャーミング。
人が大好きな甘えん坊の男の子です。
「絶対にこの子を幸せにする」と心に誓ったあの日から、さきともさんの新しい日常は毎日が特別な日と思えるほどに充実し、光り輝いていると言います。
(c)ねこ休み展 秋 2021 / ぐっぴー
(c)ねこ休み展 秋 2021 / ぐっぴー