今回は、絵本作家でイラストレーターの堀川 波(ほりかわ・なみ)さんに「うさぎのぬいぐるみ」の作り方を教えてもらいました。
【前回】 2023年の干支「うさぎ」で福を呼び込む! 簡単手作りあみぐるみ
小さなうさぎで福を呼び込みましょう
うさぎは、ピーターラビットをはじめ、絵本などに出てくる可愛らしい小動物。
月で餅をつくうさぎや因幡の白うさぎなどの民話や神の使いとして神社に祀られていたりもします。
にんじんを咥えているイメージですが、野生のうさぎは、草や木の葉、樹皮、果実などを食べているようです。
耳が長く、その愛らしい姿にモチーフとして取り上げられることも多い、いろいろな場面で目にするうさぎ。
この愛らしいうさぎのぬいぐるみを作ってみましょう。
ぬいぐるみはきものをほどいた縮緬地で作れば和風のうさぎになります。
布を洋服地にすれば、また違う表情に。
どちらも10cm足らずの小さなもの。
簡単に作れますので、年始のご挨拶代わりに、2023年のお守り代わりに作ってみてはいかがでしょうか?
うさぎのぬいぐるみ
きもの地の縮緬で作りました。
耳の内側と目を赤にした白うさぎです。
雪の野原を飛び跳ねているイメージで三方に飾ると、お正月気分になります。
洋風の部屋でもこのうさぎたちがいると、和風の雰囲気を醸し出してくれて、新年を迎える改まった気持ちになれます。
縮緬は端切れで売られているので、探してみてください。
赤い布は絞りが入っていますが、赤絹でもよいです。
各パーツを作ってつなげます
材料と使う道具
縮緬の白と赤の布、手芸わた、赤白のぬい糸、ぬい針、接着剤、まち針、はさみ、ピンセット
作り方
各パーツをぬって表に返し、わたを詰めてとじます。パーツができたら、胴体の型紙にある指定の位置に尻尾を付け、耳を付ける場所を切ります。切ったところから赤い糸を入れて、目を作ります。切ったところに接着剤を付けた耳を差し込み固定します。
型紙を作る
実物大型紙を別の紙に写して型紙を作る。このとき、型紙にある5mmのぬい代も書く。
布を切る
型紙通り、胴体2枚、耳4枚、尻尾1枚切る。
《耳を作る》
1.白と赤の布各1枚を中表に合わせ、まち針を打って下端から白糸でぬい始める。
2.1目すくったら元に戻って刺し、2目先に針を出す。また1目戻ってぬい、これを繰り返す本返しぬいで逆の端までぬう。
3.端からピンセットを入れて布を返す
4.ピンセットで布にわたを詰める。
5.入れ口を並ぬいして、ピンセットでわたとぬい代を中に入れながら糸を引いて絞る。
6.さらに中心をぬってきれいに整える。
7.もう片方の耳も同様に作る
《尻尾を作る》
1.ぬい線に沿って白糸で並ぬいをし、少し絞る。
2.わたを中に入れて糸を引いて絞る
3.ピンセットでわたとぬい代を中に入れながら絞り、さらに周囲をぬって形を整える。
4.尻尾ができた。左はぬい縮めた様子。
《胴体を作る》
1.布2枚を中表に合わせ、端から本返しぬいで周囲を白糸でぬい、表に返す。
2.わたを詰めて入れ、口を並ぬいする。
3.わたとぬい代を中に入れながら口を絞り、さらに周囲をぬって形を整える。
各パーツができた。
《各パーツをつなげる》
1.胴体の型紙の尻尾を付ける位置を参照して、白糸で尻尾をぬい付ける。
2.耳を付ける位置に針を通して、左右対称になっているか確認をする。刺した針の外側に切り込みを入れて、耳を付ける場所を作る。反対側も同様にする。
3.型紙を参照して目を付ける位置に印を付け、耳の切り口から赤糸を入れる。
4.目の位置に玉留めを2つ作って(フレンチノットステッチでもよい)目にする。反対側も同様にする。
5.耳に接着剤を付けて、ピンセットで切り込みに差し込んで固定する。反対側も同様にする。
できた!
耳をぬい付けても
耳の中ほどを胴体にぬい付けて耳がねているうさぎにしても。
お年始に
桐の箱に入れたつがいのうさぎ。
のしを付けてお年始用にいかがでしょうか?
または、塗りの台座に載せてそのままラッピング。
ありきたりのお年始にはない心のこもった贈り物になります。
どちらもそのままの状態で飾っていただくことができます。
黒漆の台座に白いうさぎが映えます
ふたを開けたら、白うさぎが。赤い耳と目がかわいい!
撮影/原 務 トレース/ウエイド手芸部