『耳ツボを刺激すると血流やリンパが巡り免疫力も上がる』 (耳師あお、吉越青生/KADOKAWA)第1回【全7回】
耳ツボを刺激したことでひじの痛みが消えた、という実体験をもつ吉越 青生(よしこし・あお)先生。現在は耳ツボリフレクソロジーの専門家・耳師あおとして、SNSで耳ツボの効果効能を発信し続けています。その初めての耳ツボ施術指南書が『耳ツボを刺激すると血流やリンパが巡り免疫力も上がる』(KADOKAWA)。足裏に比べて触りやすい耳ツボの、効果的な刺激方法を伝授しています。顔に近いためリフトアップや小顔、美肌、美髪など女性に嬉しい効果が期待できるのもうれしい耳ツボマッサージの数々。今回はその本のなかから、気になる体の症状に対応した耳ツボ刺激の方法を紹介します。
※本記事は耳師あお 吉越青生著の書籍「耳ツボを刺激すると血流やリンパが巡り免疫力も上がる」から一部抜粋・編集しました。
私たちの体は、常に健康な状態に保てるように日々、細胞が活動しています。
しかし、仕事が忙しく不規則な生活が続いたり、寝不足になったり、ときにはストレスを抱えこんだり......。このようなことがあると、自分でも気がつかないうちに心身に負担がかかってしまい、体に少しずつ蓄積されていきます。
それらはある日、不快な症状となって表れます。よく眠れなかったり、朝起きたときに肩や腰が重かったり、鏡で自分の顔を見たときに肌のくすみやむくみが生じていたりするのです。気になる症状に合った耳の刺激方法を見つけ、耳ツボ刺激を習慣にすることで症状を軽減できます。
「電車の中」「デスクワーク中」「テレビを見ながら」「入浴しながら」など、場所を選ばずに耳を触ることができるのも耳ツボ刺激のよい点です。
耳たぶをもむ
こんな症状に対応
疲れ目、歯痛、顎関節(食いしばり)、頭痛、耳鳴り、難聴、めまい、のどの不調・せき
ポイント
●耳たぶを人差し指と親指でつまみ、こりをほぐすようにもみます。残りの指は握っていても開いていてもどちらでもよいです。
●人差し指と親指の先端や、指の第一関節など、自分のやりやすい指を使って行います。
目安
1か所につき10回もみほぐす
1.人差し指は耳たぶの中心を押さえ、親指は耳たぶの裏側から支えて10回もみほぐします。
2.人差し指は耳たぶの外側を押さえ、親指は耳たぶの裏側から支えて10回もみほぐします。
3.人差し指は耳たぶの下のふちを押さえ、親指は耳たぶの裏側から支えて10回もみほぐします。
【こんなやり方も】
指ではさんだツボのポイントを上下に動かしたり、小さな円を描いたりして、こりをもみほぐすように指を動かしてもいいでしょう。