健康のために運動や食事管理を行う人は多いですよね。では、舌の位置が健康状態に大きく影響することは知っていますか? 実は舌を正しい位置に置かないと、健康が損なわれる危険性があります。そこで今回は、健康でいるために覚えておきたい"舌"の正しい位置についてご紹介。
"舌"が健康に影響する理由
以前放送された「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)では、"舌"の位置と健康の関係性について紹介されました。同番組は世の中にあまり知られていない情報や知恵を、「今でしょ!」でお馴染みの林修先生に初耳かどうかを問う教養バラエティ。
健康に関する問題で、舌と健康の意外な関係性について初耳かを問われた林先生は「知ってた」と回答。林先生は歯医者から舌は上あごに軽くつける状態を維持するように言われており、噛み合わせがズレるだけで色々な病気が起こると解説しました。実は林先生のこの説明は大正解。
舌は、上あごのくぼみにくっつけた状態が正しい位置とされています。銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック院長・坂本紗有見先生によれば、舌はあごや頭を支える筋肉の1つであるため、舌の筋力が弱ると頭がフラフラしたり姿勢が悪くなったりすると解説。つまり舌が正しい位置にないと体を支えるバランスが崩れてしまいます。
番組を見ていた視聴者からは、「舌はずっと下あごに収納されてるものだと思ってたわ...」「自分の舌が異常な位置にあることに気づいた」「舌があごや体を支える筋肉の1つとは知らなかった。これからは舌も筋トレしないと!」など驚きの声が多くあがりました。
舌を正しい位置に戻す改善法
舌が健康に影響するもう1つの理由は"唾液"にあります。舌が正しい位置にあるとしっかりと分泌される唾液。実は唾液には、体内に入り込んだウイルスや細菌を退治してくれる抗菌物質が多く含まれています。
しかし舌が正しい位置にない状態だと、口呼吸の原因に繋がり唾液の量が減ることに。唾液の量が減ると口の中は乾燥し、免疫力が低下。結果的に風邪をひいたり歯周病になりやすくなるなど、健康状態に影響を及ぼしてしまいます。
もし舌が正しい位置にない場合は、意識して舌を上あごにつけることで改善できます。しかしネット上では、「意識的に舌を正しい位置にしてみるけど、なかなかうまくいかない」「舌の位置に違和感しかなくてツライ」「正しい位置を意識したらあごが痛くなった」など改善に苦戦する声が続出。
そこで意識的に上あごに舌をあてられる方法をご紹介します。ポイントは"舌打ち"。舌を上あごにつけて天井から吸われているようなイメージで、ポンと鳴らしてください。1日5分を目安に毎日舌を鳴らすだけで舌の位置が改善されます。舌の位置が気になる方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
舌は健康でいるための重要なカギです。舌を正しい位置に置いて元気な毎日を手に入れましょう。まずは自分の舌の位置をチェックするところから始めてみてはいかが?