シャワーを浴びることが「プチ修行」になる/これも修行のうち。(3)

pixta_28658697_S.jpg人間関係、失敗、病気、心配事......生きていれば必ず起こるあらゆるツライことを「上手に消す」心の習慣とは? それは「これも修行のうち」と捉えてみること。

「不安」も「怒り」もすべて妄想だったと気づけるプチ修行の方法を本書『これも修行のうち。』から学びましょう。

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前の記事「つい否定的な思いが出てきたときに唱える言葉とは?/これも修行のうち。(2)」はこちら。

 

ブッダの教えには「方法」があふれている!

ちなみに仏教が、今日(こんにち)なぜ多くの人に必要とされているかといえば、「考え方の道筋(フォーマット)」が、ブッダの教えの中にたくさんあるからです。ブッダの教えの根幹は、

(1)現実はつらいものである。
(2)しかしそのつらさには理由がある。
(3)そのつらさの理由は解消できる。
(4)その方法・手順がある。

というものです。

つまり、ブッダの智慧を現代に活かすことは、「つらさ・苦しみを解消する方法があると知る」ことに始まるのです。

まさに人生は"方法"しだい――さまざまな方法を学び、実践していくことで、生活は確実に変わります。その変化が、自分にますます「方法はきっとある」と思わせてくれます。

本書ではここから、生活改善に役立つ方法を"プチ修行"として紹介していくわけですが、さっそくひとつお伝えしておきましょう。

たとえば、あなたは毎日、シャワーくらいは浴びますよね。そのとき、アタマの中で何をしているでしょうか。せいぜい「今日も疲れたな?」くらいの「ぼんやり何かを考えている」状態でしょう。

でも、シャワーを「方法」として活かすなら、こんなふうにやります――。

 

シャワー禅で気合いを入れる

今から「シャワーの行(ぎよう)」をやるぞ!と宣言する。栓をひねる!

温水が迸(ほとばし)る!目をつむる!全身湯水に打たれる!皮膚を叩くシャワーの"感覚"を、目を閉じたまま見つめる!今カラダが感じているのは、感覚である!

感覚、感覚、感覚――!

「アホじゃないか」と思ったかもしれませんが、実はこれ、ただのシャワーではありません。今出てきた一言一句に、深い意味が潜んでいます。連発する「!」マークにさえ、ブッダの智慧が隠れているのです。

ここでお伝えしておきたいのは、ひとが悩みを解消し、快適に暮らす「方法」は、私たちが想像する以上に「豊富にある」ということです。特に2500年分の蓄え(ストック)を持つブッダの教えは、智慧――生活を改善する方法――の宝庫です。

これを活かさない手はありません。ほぼ毎日やっているシャワーでさえ、「ただぼんやりと」ではなく、「たしかな方法」として活用すれば、溜まった疲れや不満、不安や迷い、アタマのモヤモヤや落ち込んだ気分をも、きれいさっぱりと洗い流せる「手軽な修行」――プチ修行――に変えてしまえるのです。

まずは、「方法はある」を念仏のように繰り返して、自分自身の発想にしてしまいましょう。日々を快適にする「方法」の数々を、ここから紹介していきます。

 

次の記事「「自分の人生のゴール」への見通しがつくと人生ラクになる/これも修行のうち。(4)」はこちら。

草薙 龍瞬(くさなぎ・りゅうしゅん)

僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。著書に『悩んで動けない人が一歩踏み出せる方法』(WAVE出版)、『独学でも東大に行けた超合理的勉強法』(サンマーク出版)、『消したくても消えない「雑念」がスーッと消える本』(大和出版)がある。 

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『これも修行のうち。』
草薙龍瞬/ KADOKAWA)

人間関係、失敗、病気、心配事......あらゆるツライことを「上手に消す」心の習慣があります。それは、「これも修行のうち」と捉えてみること。イヤなことは「自分を磨く」ツールになる。ベストセラー『反応しない練習』の著者が教える、日常生活、仕事で使えるプチ修行50!

『これも修行のうち。』

 

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この記事は書籍『これも修行のうち。』からの抜粋です

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