株式会社ぐるなび総研は、が2017年を象徴する「今年の一皿」に「鶏むね肉」が選ばれたことを発表しました。
これまでは、鶏肉といえばもも肉の方が好まれていましたが、健康意識の高まりから、現在は脂質が少なく栄養豊富なむね肉の方に注目が集まるようになりました。中でも、鶏むね肉を柔らかく蒸して丸ごとパックした「サラダチキン」は、ダイエットの強い味方として話題になり、一大ブームを巻き起こしています。
ダイエット食として話題になった鶏むね肉
ここ数年で柔らかく調理する技術が発達した鶏むね肉は、しっとりしていて美味しいものが手軽に食べられるようになりました。お安くて味のいい肉としてだけでなく、牛肉、豚肉に比べてカロリーが低く、エネルギーの代謝を促進するビタミンB群も豊富なヘルシーフードとしても着目されています。
最近では、疲労回復効果があるイミダゾールジペプチドという成分が含まれていることも話題になりました。一日のうち1~2食を鶏むね肉に置き換えるサラダチキンダイエットも流行となり、毎日食べているという人もいるほどです。
こうしたブームの火付け役となったのが、2013年にセブンイレブンから発売された「サラダチキン」です。しっとりと蒸した鶏むね肉をパックにしたシンプルな商品ですが、栄養が高くて低カロリー、さらにボリュームもあることから、たちまち人気商品になりました。
開けてそのままでも食べることができるうえに、ほぐしてサラダに、パンに挟んでサンドイッチの具になど、様々なアレンジができるのも魅力です。
セブンプレミアム「サラダチキン プレーン」
今ではコンビニだけでなく、食品メーカー各社がこぞってサラダチキンを開発しています。ハーブや柚子胡椒、タンドリーチキンなど、味のバラエティーも多彩になりました。また、鶏むね肉は一年中安価で手に入るので、自宅で手作りする人も多いようです。
絶品サラダチキンの作り方をご紹介
ここで「毎日が発見」8月号に掲載されたこちらの記事の絶品サラダチキンレシピをご紹介します。冷蔵庫に入れて置けば5日間持つので、少しずつ使えます。どんな料理にも合いますから、一度作って置くと便利ですよ。
材料
(できあがり サラダチキン450g+ゆでた鶏皮50g)
鶏むね肉...2枚(600g)
水...1ℓ
塩...小さじ1
長ねぎの青い部分 (ぶつ切り)...2本分
しょうが(薄切り)...20g
※1枚で作る場合は水(500㎖)、塩(小さじ1/2)であとの材料、作り方は同じ。
作り方
1.鶏むね肉は皮をはぎ、身と皮に分ける。
2.鍋(直径18㎝、高さ9㎝程度)にすべての材料を入れて火にかける。鶏肉が
しっかり水に浸るサイズの鍋を使用する。
3.強火で沸騰してきたらアクを取り、すぐに火を止める。ふたをしてそのまま常温まで冷ます。そのまま常温まで冷ますとしっとり仕上がる。※肉が1 枚300g以上あるときは沸騰したら弱火にして2 分加熱して火を止める。
4.ふた付き容器や保存用袋に鶏むね肉と皮を入れ、ゆで汁をこして注ぐ。ふたをして冷蔵庫に入れる。
文/大内なつき