認知症予防には40~60代は生活習慣病予防、70歳以上は低栄養対策を/認知症予防(5)

pixta_21994176_S.jpg認知症の予防や対策などについて考える「第7回日本認知症予防学会学術集会」が、 ことし9月、岡山市で開催されました。今回の学術集会で発表された最新の情報を基に、日常生活の中でできる、 認知症予防策をご紹介します。


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生活習慣病で認知症のリスクがアップ!年代に合わせた対策を

近年、三大成人病といわれる高血圧、糖尿病、脂質異常症の増加により、脳卒中の死亡率が上昇しました。 認知症は、実はこれを追いかけるようにして急増してきた経緯があると、
医療法人ふらて会西野病院理事長・院長の西野憲史先生は言います。

「加えて平均寿命が格段に延びたことが、認知症増加の勢いに拍車をかけました。長く生きることが当たり前になった現代、生活習慣病を防ぐことは認知症予防に不可欠です」

気を付けるポイントは、年代によって違いがあります。いわゆる生活習慣病予防が特に重要なのが40~60代。75歳前後からは、低栄養が認知症のリスクになるため、しっかり食べて栄養を摂ることが必要です。

一方、どの年代にも共通するのが、頭をよく使うこと。「興味のあることに頭を使い、人と会話したりすることで、脳にアミロイドβたんぱくがたまっても認知症を発症しにくくなります。年代に応じた生活習慣と知的活動で、予防に努めましょう」。

 

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取材・文/佐藤あゆ美

<教えてくれた人>
西野憲史(にしの・けんし)先生
医療法人 ふらて会西野病院理事長・ 院長。日本認知症予防学会 事務局長。園芸療法の有用性にいち早く着目し、生活習慣病や認知症の予防・改善に生かす取り組みを実践。

この記事は『毎日が発見』2017年12月号に掲載の情報です。
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