外反母趾などの足のトラブルを防ぐには、(1)正しい歩き方 (2)足指ストレッチなどの足のケア (3)正しい靴の選び方を身に付けることが大切です。
前の記事「サンダル履きは要注意!外反母趾を悪化させないポイントは/ご存じですか?外反母趾(3)」はこちら。
1)歩き方を見直してみよう
外反母趾や開張足を予防するには、足のアーチを保つために、重心を足に正しくかけて立ち、足のバネを使って歩くことが大切になります。悪い歩き方や立ち方はすぐに改善しましょう。正しい歩き方を身に付ければ、ヒールの高い靴を履いても、足を痛めることは少なくなります。
2)足指ストレッチをしよう!
<足指ストレッチの仕方>
1 足の指の間に、足裏側から1本ずつ手の指を互い違いに入れる。
2 手の指をギュッと握り締めて、足首を大きく回す。
靴を長時間履いていた足は、指先の筋肉や腱が硬く緊張しています。帰宅後、足を洗った後に数分程度、足指のストレッチをしましょう。足の裏に手が回らないときには、足の甲の側から手の指を入れて行ってみてください。足の指をつまんで広げるストレッチも効果的です。
3)靴の正しい選び方
足に合わない靴を履いていると足のトラブルにつながります。靴を選ぶときには、ご自身の足に合わせて、足のサイズの大小1サイズずつも試して選びましょう。左右の足の形が異なる人も多いので、靴店のフィッティングサービスを利用すると、調整しやすくなります。
構成/高谷優一 取材・文/安達純子 イラスト/堀江篤史
<教えてくれた人>
高山かおる(たかやま・かおる)先生
医師。専門は、接触皮膚炎、フットケア、美容。埼玉県済生会川口総合病院、東京医科歯科大学附属病院勤務。フットケアの啓発活動を行う「足育研究会」代表。著書に『巻き爪、陥入爪、外反母趾の特効セルフケア』(マキノ出版)など。
高山かおる(たかやま・かおる)先生
医師。専門は、接触皮膚炎、フットケア、美容。埼玉県済生会川口総合病院、東京医科歯科大学附属病院勤務。フットケアの啓発活動を行う「足育研究会」代表。著書に『巻き爪、陥入爪、外反母趾の特効セルフケア』(マキノ出版)など。