美容と健康と幸せをもたらす偉大な食材 枝豆パワーをもらいましょう!!(1)

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枝豆は大豆を未熟な緑色の状態時に収穫したもので、完熟すると大豆になります。植物分類学上、大豆は豆類、枝豆は野菜類に分類されます。

日本で大豆を枝豆として食べ始めた時期には諸説ありますが、奈良か平安時代には食べられていたのではといわれています。 江戸時代中期ごろの文献では「大豆をさや葉の柔らかいうちから食べた」といった内容の記述が残されています。

昔、枝豆は庭先や畦道で栽培していたので「畦(あぜ)豆まめ」と呼ばれていましたが、枝付きのまま売られたことからいつしか「枝付き豆」、さらに「枝豆」になったと伝えられています。

最近では健康志向が高まり日本食ブームのヨーロッパなどで枝豆は知られるようになり、「EDAMAME」と呼ばれ世界的にも人気になっています。


夏バテ防止・疲労回復の味方にも! 枝豆は栄養の宝庫です

枝豆には、食物繊維やイソフラボン、ビタミンなど、体にいい栄養素がたくさん詰まっており、動脈硬化予防などさまざまな効果があるといわれています。ナトリウム(塩分)の排除も助けるため、むくみの解消、夏バテによる食欲不振の栄養不足解消、疲労回復にも効果的。また枝豆のお供の代表としてビールが挙がりますが、これもアルコールの分解を促進する効果や肝機能の負担を軽減させる作用があるからです。

サポニン
苦味やえぐ味のもとの成分がコレステロールを取り除く他、動脈硬化の原因となる過酸化脂質の抑制、血流改善に効果があるとされています。

イソフラボン
女性ホルモンに似た働きがあります。更年期障害による諸症状を緩和する他、骨粗しょう症の予防などにも効果的といわれています。

レシチン
脳神経などを構成するリン脂質の一種。血管壁に付着した脂肪酸を溶かす作用がある他、動脈硬化を予防し、肝機能を高めるといわれています。

アントシアニン
枝豆には、ポリフェノールの一種である、抗酸化力が強いアントシアニンが含まれています。眼精疲労の緩和などに役立つとされています。

食物繊維
有害物質を体外へ排出する作用がある食物繊維が豊富で、肌荒れや便秘を改善。また余分な脂肪の吸収を抑えるためダイエットの効果も。

ビタミンB1,B2
体内の糖質や脂質などを分解して、エネルギーに変えます。さらに、アルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるといわれています。

たんぱく質
良質な植物性たんぱく質が豊富に含まれ、悪玉コレステロールを減らす働きがあるとされています。筋肉や爪、血管などを作るもとともされています。


枝豆は主に4種類あります

●青豆(あおまめ)
味にくせがなく国内で最も流通している品種。薄皮が黄緑色で、現在では、茶豆をかけあわせた品種が主流になっています。

●茶豆
豆の薄皮が茶色なことから「茶豆」と呼ばれています。強い甘味と独特の風味が特徴で、新潟県をはじめ東北を中心に栽培。

●だだちゃ豆
茶豆から発祥。山形県庄内地方、鶴岡市周辺の限られた地域に江戸時代ごろから伝わる在来品種。毛が茶色く、甘味とうま味が強い。

●黒豆の枝豆
黒大豆が完熟して黒豆になる前のものを収穫し、豆の薄皮が薄紫色。特有の深い甘味とうま味が魅力で、関西を中心に栽培。


主な産地を知りましょう

1位 千葉県 7,180t

2位 山形県 5,980t

3位 新潟県 5,620t

4位 北海道 5,530t

5位 埼玉県 5,510t

※農林水産省『作物統計 えだまめ 収穫量』(平成27年)

北海道から沖縄まで全国各地で栽培され、4月~6月は四国・九州、6月~10月は関西・関東・東北・北海道と北上していきます。収穫量は、関東・東北・北海道が上位を占め、全体の約70%を出荷。中でも、関東の千葉県、埼玉県、東北の山形県や新潟県などが毎年上位に名を連ね、主な産地となっています。

後編「これで今日からあなたも博士! 枝豆王子直伝! 枝豆のマメ知識」はこちら。

  

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<教えてくれた人>
枝豆王子(えだまめおうじ)
枝豆研究家、歌う食育インストラクター、作詞作曲家。70人以上の枝豆農家を取材し、食べた枝豆200種以上。著書に『いつだって枝豆!』(青春出版社)、ブログ「ハロー!エブリマメ 枝豆王子が行く」。
この記事は『毎日が発見』2017年8月号に掲載の情報です。
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