高血圧、肩こり、乾燥肌...「気になる不調」別オススメ入浴法/入浴習慣

pixta_6784798_S.jpg体の芯まで温まる入浴は、健康や美容に大変効果的です。でもどんな効果があるの? シャワーではダメなの? と考えてみると、はっきりとした答えは見つかりません。そこで、東京都市大学人間科学部教授で温泉療法専門医である早坂信哉先生に温泉や自宅でできる「正しい入浴法」について詳しく教えていただきました。

前の記事「40度程度のぬる湯がオススメ。自宅での入浴はこの方法が〇/入浴習慣(3)」はこちら。

  

体のトラブルに合わせた入浴法で体質改善!

入浴には、さまざまな効果があります。そこで、体の痛みやむくみ、肌の乾燥など、普段から感じやすい不調に合わせた入浴法を、早坂先生に教えていただきました。ぜひ、体質改善に役立てましょう。

 

高血圧
⇒湯の温度:38~40℃ つかる時間:15分

ぬるめの湯は血管を広げて血圧を下げます。毎日、38~40℃の湯に続けて15分程度つかりましょう。
脱衣所は暖かくしましょう。寒い脱衣所から42℃以上の熱い湯に入り、また寒い場所に戻ると、血圧が上がり続けます。
●熱い湯は交感神経を刺激して血圧を上げるのでNGです。

 

むくみ
⇒湯の温度:40℃ つかる時間:20~30分(汗ばんだら一旦湯舟から出ます)

●40℃の湯をたっぷりと浴槽に張り、合計で20~30分入浴すると、足に水圧がかかり、足にたまった血液や体液が心臓に戻り始めます。すると、血流も良くなってむくみを解消できます。
●お風呂の中で脚の曲げ伸ばしをしたり、足先から心臓に向かって体液を押し流すようにマッサージするとさらに効果的。

 

肩こり
⇒湯の温度:40℃ つかる時間:10分

●お風呂に入ることで血流が良くなり、筋肉が弛緩します。肩までしっかりつかる全身浴で温めましょう。
●肩まで湯につかったら、肩や首を回すなどの運動をして、肩の周辺の筋肉をほぐすとさらに効果的です。
●慢性的な肩こりの人は、毎日の入浴で肩こりの緩和を。

 

乾燥肌・美肌
⇒湯の温度:38~40℃ つかる時間:15分

●肌の水分は入浴後10分もすると抜けていきます。長湯すると、皮脂が溶けて保湿成分が流出するので避けます。
●体を洗う際は、泡でなでる程度で。ゴシゴシ洗いは禁物。
●お風呂の中で保湿ケアできる入浴剤や保湿パックなど、浴室内保湿剤(インバスケア)を使うと効果的です。

出典:『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)

 

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取材・文/笑(寳田真由美)

早坂信哉(はやさか・しんや)先生

東京都市大学教授、温泉療法専門医。著書に『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)、『入浴検定公式テキストお風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。テレビ、ラジオ、雑誌にも多数登場。

この記事は『毎日が発見』2018年3月号に掲載の情報です。
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