この入浴法で腰痛、眼精疲労、不眠、うつを解消!/入浴習慣

pixta_4333657_S.jpg体の芯まで温まる入浴は、健康や美容に大変効果的です。でもどんな効果があるの? シャワーではダメなの? と考えてみると、はっきりとした答えは見つかりません。そこで、東京都市大学人間科学部教授で温泉療法専門医である早坂信哉先生に温泉や自宅でできる「正しい入浴法」について詳しく教えていただきました。

前の記事「高血圧、肩こり、乾燥肌...「気になる不調」別オススメ入浴法/入浴習慣(4)」はこちら。

  

慢性的な腰痛対策や快眠のための入浴法も!

前回に続き、不調の解消や質のよい睡眠のための入浴法を早坂先生に教えていただきました。日々の健康管理に役立てましょう。

 

腰痛
⇒湯の温度:40℃ つかる時間:15分

●慢性的な腰痛は温めることで痛みを緩和できます。
●入浴すると、浮力によって腰の負担が軽減されます。筋肉による痛みの場合、血流が良くなり大きな効果が見込めます。
●ぎっくり腰などの急性の腰痛の場合は、炎症が起きているので、1週間ほど入浴は避けた方がいいでしょう。

 

眼精疲労
⇒湯の温度:38~40℃ つかる時間:15分

●入浴で体を温めることで血流を良くして、目の周辺に酸素を送り込むことで疲労物質を取り除くことができます。
●湯舟で蒸しタオルを目の上に当てるとより効果的。
●目をつむって、42℃のシャワーを目の周囲に当てることでも、目の疲れが取れて眼精疲労が回復します。

 

不眠症
⇒湯の温度:40℃ つかる時間:20分(汗ばんだら一旦湯舟から出ます)

●寝る1~2時間前に入浴で体を温めることで、眠りたい時間にちょうど体温が下がっていき、眠りやすくなります。
●脳が興奮して眠れないタイプの人は、ぬるめの湯にゆっくりつかり、副交感神経を優位にして脳を静めましょう。
●不眠の原因となる考え事があるときは、浴室で気分転換を。

 

うつ状態
⇒湯の温度:42℃ つかる時間:5分/⇒湯の温度:38~40℃ つかる時間:20分

●何もやる気が起きない、抑うつ状態が強い場合は、42℃程度のお湯に5分ほど入り、交感神経を刺激します。
●イライラや焦燥感がある場合は、38~40℃の湯に20分ほどゆったりと入り、副交感神経を優位にしましょう。
●お風呂に入るのも面倒なほど重度の場合は専門医に相談を。

出典:『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)

 

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取材・文/笑(寳田真由美)

早坂信哉(はやさか・しんや)先生

東京都市大学教授、温泉療法専門医。著書に『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)、『入浴検定公式テキストお風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。テレビ、ラジオ、雑誌にも多数登場。

この記事は『毎日が発見』2018年3月号に掲載の情報です。
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