国内で3000万人が悩んでいるといわれる腰痛。その痛みの原因である体の重心のズレを解消に導くタオル1本体操をご紹介します。今回は、理学療法士の酒井 隼(さかい・じゅん)さんに、「体の重心を前方化するタオル1本体操」を教えてもらいました。
【前回】タオル1本で腰痛を改善! 国内で約3000万人が悩む「腰痛」の原因は「体の重心」のズレにあり!
「体の重心」を前方化する「タオル1本体操」
筋肉の伸張性と血流が高まり、関節が動きやすくなる入浴後に行うとより効果的。
前方化した姿勢を定着しやすくするため、1週間のうち水曜と日曜は休むなどし、週5回行います。
痛みなどがある場合は、無理をして行わないようにしましょう。
フェイスタオルを1本、用意しましょう
(1)タオルを縦に広げる
(2)2つに折る
(3)さらに2つに折る
(4)さらに2つに折る
1.骨盤のズレを直す体操
骨盤の後ろにタオルを当てる
タオルをゆっくり前に引っ張る
×3回行う
(1)息を7秒間吐きながらゆっくり引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
(2)2回目は、その体勢から息を7秒間吐きながらさらに少し前に引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
(3)3回目も、息を7秒間吐きながらさらに少し前に引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
2.背骨のズレを直す体操
みぞおちの後ろにタオルを当てる
タオルをゆっくり斜め上に引っ張る
(1)息を7秒間吐きながらゆっくり引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
(2)2回目は、その体勢から息を7秒間吐きながらさらに少し前に引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
(3)3回目も、息を7秒間吐きながらさらに少し前に引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
3.頭のズレを直す体操
頭の下にタオルを当てる
タオルをゆっくり斜め上に引っ張る
(1)息を7秒間吐きながらゆっくり引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
(2)2回目は、その体勢から息を7秒間吐きながらさらに少し前に引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
(3)3回目も、息を7秒間吐きながらさらに少し前に引っ張る。引っ張りきったところで止め、息を5秒間吸う。
1~3の体操3つで1セット、約5分余裕のある人は、朝と夜など1日に計2セットを行うとさらに効果的です。
取材・文/岡田知子(BLOOM) イラスト/秋葉あきこ