
『栄養のムダ使いを止めれば不調知らず! 40代が始め時 腸から体を変える本』 (中村 ひろき/KADOKAWA)第7回【全8回】
小学生の頃から20年以上、アレルギー性鼻炎に悩まされてきた鍼灸師の中村ひろきさん。そんな彼が大人になって辿り着いた答えは、意外にも「腸内環境」の大切さでした。食生活を根本から見直した結果、あんなに苦しかった鼻炎の症状が、驚くほど軽くなっていることに気づいたといいます。その実体験をもとに綴られた一冊が、『栄養のムダ使いを止めれば不調知らず! 40代が始め時 腸から体を変える本』(KADOKAWA)。本書では、40代からの体質改善をテーマに、「栄養学」と「心の持ち方」を組み合わせた著者独自のメソッドを解説しています。自分を慈しみながら、不調の根っこから整えていくコツが満載です。
※本記事は中村 ひろき(著)による書籍『栄養のムダ使いを止めれば不調知らず! 40代が始め時 腸から体を変える本』から一部抜粋・編集しました。
「食事・ストレス・睡眠」でも慢性炎症は発生していた!
体内に侵入した細菌やウイルス、あるいはケガや刺激などによって引き起こされる急性炎症は、炎症の要因を取り除くことが治療の中心になります。
しかし、慢性炎症には食事やメンタル、生活習慣が大きく影響しています。 毎日繰り返している行動や思考が、じわじわと炎症を生み出している可能性があるのです。
食事
腸に負担をかける食事を続けていると、腸の粘膜が荒れて免疫のバランスが崩れ、炎症がじわじわと進行していきます。
腸に負担をかける食事とは、例えば、
・ お菓子、清涼飲料水、超加工食品(複数の食材を工業的に配合した加工度の非常に高い食品)などの糖質や添加物の過剰摂取
・植物油に多く含まれるオメガ6系脂肪酸の過剰摂取
・発酵食品や食物繊維の摂取不足
・よくかまずに食べる、早食い
などが挙げられます。
グルテン(小麦)やカゼイン(乳製品)なども、人によっては炎症の引き金になることがあります。小さな不調に気づかず、これらの食品を日常的に摂取し続けることで、炎症がますます進行していく場合があるので注意が必要です。
逆に、不足することで炎症を促進してしまう栄養もあります。魚やナッツなどに含まれるオメガ3系脂肪酸、ビタミンC・Eなど、抗炎症に必要な栄養が不足すると、炎症を鎮める力が弱まってしまうので、日常的に取り入れるといいでしょう。
メンタル
炎症は体だけでなく、心の状態とも密接につながっています。 特にやっかいなのは、自分がストレスを感じていると気づかずにいるパターンです。これは、現代人ならではのストレスの傾向といえます。
・常に他人の目を気にしている(ルッキズムやSNSでの比較など)
・健康情報を集め過ぎて、かえって不安になっている
・「休むことは悪いこと」と思い込んで、予定を詰め込み過ぎている
こうした状態では交感神経が常に優位になり、体が「戦闘モード」になってしまいます。すると、活性酸素が発生し続けて体内に炎症反応が起こりやすくなるのです。
「体に良い食事をしているのに改善しない」というクライアントさんの中には、その食事こそがストレスの元になっていることも少なくありません。
ガチガチに制限した食事を「健康に良いから」と無理して食べるよりも、多少ジャンクな食事でも好きな友達と楽しく食べる方が、トータルで見ると体に良い影響を及ぼすということもあるのです。








