放置すると「万病の種」に!あなたの弱点に飛び火する「慢性炎症」【鍼灸師が教える】

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『栄養のムダ使いを止めれば不調知らず! 40代が始め時 腸から体を変える本』 (中村 ひろき/KADOKAWA)第6回【全8回】

小学生の頃から20年以上、アレルギー性鼻炎に悩まされてきた鍼灸師の中村ひろきさん。そんな彼が大人になって辿り着いた答えは、意外にも「腸内環境」の大切さでした。食生活を根本から見直した結果、あんなに苦しかった鼻炎の症状が、驚くほど軽くなっていることに気づいたといいます。その実体験をもとに綴られた一冊が、『栄養のムダ使いを止めれば不調知らず! 40代が始め時 腸から体を変える本』(KADOKAWA)。本書では、40代からの体質改善をテーマに、「栄養学」と「心の持ち方」を組み合わせた著者独自のメソッドを解説しています。自分を慈しみながら、不調の根っこから整えていくコツが満載です。

※本記事は中村 ひろき(著)による書籍『栄養のムダ使いを止めれば不調知らず! 40代が始め時 腸から体を変える本』から一部抜粋・編集しました。

慢性炎症は一見関係なさそうな症状にもつながっている

慢性炎症があると、さまざまな病気にかかるリスクが高まることがおわかりいただけたかと思います。

比較的わかりやすい慢性炎症の症状としては、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、慢性胃炎など、「炎」の文字が入っているものが挙げられます。

しかし、慢性炎症が引き起こす病気の中には、一見、炎症とは無縁に見える病気や症状も多く含まれています。

例えば、肥満も慢性炎症と関わりの深い症状の1つです。本来、脂肪細胞にはエネルギーをためたり、必要に応じて放出したりする役割がありますが、慢性炎症があると、この機能が乱れ、脂肪細胞が肥大化していきます。また、肥大化した脂肪細胞が炎症を促進する側面もあるため、肥満と炎症の悪循環が起きやすくなるのです。

他にも、次のような病気や症状が慢性炎症と関係しています。

・糖尿病 ・脂質異常症 ・高血圧 ・非アルコール性脂肪性肝炎
・虚血性心疾患 ・脳卒中
・慢性関節リウマチ ・乾癬
・がん(大腸がん・食道がん・肺がん)
・アルツハイマー型認知症 ・パーキンソン病
・うつ病 など

このように、慢性炎症は体内のさまざまな場所で病気を引き起こしますが、そこには「炎症の飛び火」といわれる、慢性炎症ならではのメカニズムが関係しています。

体には、「お腹が弱い」「風邪をひくときは必ず喉から来る」など、その人なりの弱い部分があるものです。炎症によって発生した炎症性サイトカインは血流に乗って全身を巡りますが、その際、特に体の弱い部分に集中して過剰な活性酸素を生じさせ、弱っている臓器や器官にダメージを与えるともいわれているのです。

体の不調には、体の状態や生活を見直す必要性に気づけるという側面もあります。対症療法はもちろん必要ですが、同時に体全体を炎症の起きにくい状態に変えていくという考え方も、ぜひ知っておいてください。

 
※本記事は中村 ひろき(著)による書籍『栄養のムダ使いを止めれば不調知らず! 40代が始め時 腸から体を変える本』から一部抜粋・編集しました。
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