『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』 (著:田中友也、イラスト:くぼあやこ/KADOKAWA)第4回【全8回】
「毎日忙しく、自分のことには構っていられない」「病院に行くほどではないが、このまま大きな病気になったら怖い」...。そんな風に考えて、疲れや不調をずるずると引きずっている方は多いのではないでしょうか? 鍼灸師で国際中医専門員の田中友也さんによる書籍『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』(KADOKAWA)は、自分の体と心をいたわるためのヒントを教えてくれる本。おうち時間に簡単に取り入れられる、さまざまな不調に対応したセルフケア術が満載です。健やかな心と体のため、今日からできることを取り入れていきましょう。
※本記事は田中友也(著)、くぼあやこ(イラスト)の書籍『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』から一部抜粋・編集しました。
「疲れ目を温める養生」
疲れ目は肩こりと同じで、目のまわりの筋肉が疲れた状態。
目の疲労回復には、温めて血流を良くして、老廃物を排出することが大切です。
「温罨法(おんあんぽう)」といって漢方では昔から患部を温めて治す方法があります。
目が疲れた日は、お風呂タイムに温タオルや緩やかなシャワーで目を温め、血流を良くして、筋肉をやわらげましょう。
※ただし炎症や痛みがひどいときは温めないようにしてください。
手で温める養生
道具要らずで、すぐできる!
これだけで目の疲れがとれ、気持ちもリラックス~。
1 両手を強くこすり合わせて手を温める。
2 手のひらをまぶたの上に当て、目に熱を伝える。これを3回繰り返す。
タオルで温める養生
疲れ目、かすみ目がしんどいときは、電子レンジやお湯で温めたタオルを目にのせて。
水で濡らしたタオルを絞り、ラップか保存袋に入れて電子レンジで1分ほど加熱。
火傷しない温さになったら目の上に2~3分のせる。
※または、湯桶かボウルに湯を入れてタオルを浸す→水滴が落ちない程度に絞って目の上にのせる。
注意事項
・不調の症状については、必ずその症状があらわれるとするものではありません。あくまで可能性の1つとしての症状と養生のヒントになります。
・養生の効果には個人差があります。すべての方に効果があるとは限りません。
・妊娠中の方、特定の疾患や何らかの治療を受けている方は、養生を行う前に医師や専門の医療機関へご相談ください。また、養生が体に合わない場合、心身に異常や不快を感じた場合は、ただちに中断してください。
・本書の情報は2020年8月時点のものです。それ以降に、新しい見地が発表される場合もあります。