還暦を迎える実感がない人は7割強!? いつまでも若いつもりの60代

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高齢化が進む現代社会では、還暦を迎えても元気な人が珍しくありません。最近発表されたアンケート調査によって、体が健康的なだけでなく気持ちの面でも"老化の自覚がない"人が多くいるとわかったようです。


還暦を迎える実感がない人は7割強!?

今年6月、1958年生まれの男女を対象とした「2018年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」(PGF生命調べ)の結果が発表されました。

アンケート調査では「還暦を迎えるという実感がわかない」という項目に、全体の42.5%が「非常にあてはまる」と回答。「ややあてはまる」(30.2%)と合わせると、72.7%の人が"実感がわかない"と考えていることがわかります。

自分の精神年齢が何歳相当だと実感しているか聞いたところ、「50~54歳相当」が28.2%で最多に。続いて「40~44歳相当」(16.8%)や「55~59歳相当」(14.1%)が多くの票を集めていて、平均年齢は45.6歳となっていました。それに対して肉体年齢は「50~54歳相当」(31.0%)に最も多くの回答が集まり、平均年齢は54.5歳という結果。どちらも還暦を下回っているものの、肉体年齢より精神年齢に若さを感じる人が多いようす。

また還暦を迎える人は、仕事面でも自分が現役だと意識しているケースが多いようです。59歳の時点で就労している人(就労していた人)に対して、「60歳以降、何歳まで働いていたいか」と質問。すると「60歳まで」と回答した人の割合はたった12.8%で、60歳以降も働きたいと思う人が87.2%と9割弱を占めていることがわかりました。なお、働き続けたい年齢の詳細については「65~69歳まで」(39.5%)や「70~74歳まで」(25.8%)に回答が集まり、平均は67.6歳という結果になっています。


"若いつもり"の姑とのトラブル

還暦を超えても健康でいられるのはいいことですが、見た目の若作りがトラブルの種になってしまうケースもあるようです。ネット上では姑に不満を抱えている女性から、「うちの姑は60歳超えてるのにばっちりアイライン決めてたり、20代みたいなワンピース着ていてどうかと思ってしまう」「ミニスカートとか肩だしファッションも平気でするのが嫌なんだけど、周りも気をつかってるし伝えられない」「キツいと思う時がある。もっと年相応の格好すればいいのに...」といった体験談が。

他方で"姑が若々しいからこそ関係が良好"という家庭もあるようで、「バリバリ働き続けていて格好いいし、一緒に飲みにいくとおいしいものをご馳走してくれるところも好き」「若くてオシャレだから実母より尊敬してる」などの声が上がっています。

節度は必要ですが、健康的に長生きするには、若々しい気持ちを保つのが一番なのかもしれませんね。

文/藤江由美


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