55歳サラリーマン。定年後のセカンドライフを見据えて始めた活動

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ペンネーム:コンセント
性別:男
年齢:55
プロフィール:メーカーの技術者として約30年働いています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

大学を卒業して入社した会社で、技術者として約30年働いてきた私は、ある日、会社の命を受け、外部の研修に参加することになりました。定年後のセカンドライフを考える機会を提供することを狙いとした研修で、複数のNPO(特定非営利活動法人)の方の講義やワークショップを体験しました。

NPO。聞いたことがあるというレベルの認識しかなかった私は、初めてその意味を知り、活動に触れることになりました。企業は株主利益をあげることとを目的にする組織であるのに対し、NPOは社会の課題を解決することを目的とした組織なのだそうです。

研修の中で、60歳で会社をリタイアした方が、定期的にNPOで活動をしている体験を語ってくれました。「何か社会の役に立ちたいと思った」という言葉が何度も出てきました。確かに、年金をもらうようになり、働く必要がなくなると、そんな気持ちになるのかもしれないなと、あと5年程で60歳を迎える私も共感できました。

NPOに興味を持った私は、その世界を詳しく知りたいと思い、研修で知り合ったNPOの方にお願いし、活動をお手伝いすることにしました。

このNPOでは、60歳オーバーの先輩達が総務や経理の作業を楽しそうに行っていました。会社員時代に経理や総務の仕事をしていた人はほとんどいなく、初心者も多いということでした。

専門職である経理は、ある程度の知識が必要ですので、希望者は研修を受けて、その任務に就いています。働きぶりを認められ、他のNPOで、非常勤で週数日働くことになった人もいて、その人は月5万円程の収入を得ることになったそうです。

技術者だった私も経理は全く経験がありませんでしたが、伝票の整理や、その伝票のExcelや会計ソフトへの入力等を中心に、様々な業務をお手伝いをしています。ゆくゆくは経理の研修に参加して、簿記にも挑戦したいと思っています。

「電話で相手から用件を聞く、用件を伝える」「申請フォームに必要事項を分かりやすく記入する」等、サラリーマンなら普通にしてきた経験が、NPOという業界では、とても貴重なスキルです。

サラリーマン時代の基本的な業務経験が、会社の利益のためではなく、社会のための活動に役立つなんて、とても魅力的です。また、それが定年後の収入の助けにつながるかもしれないのです。月に一度、終業後にNPOのお手伝いに向かう私の足取りは最近とても軽やかです。

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