『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』 (三凛さとし/KADOKAWA)第11回【全13回】
物価高騰や円安といったお金にまつわるニュースが毎日のように飛び交う今、お金の不安や苦労を感じている方も多いのではないでしょうか。登録者数45万人超のインフルエンサーであり、15万人以上にコーチングしてきたライフコーチでもある三凛 さとしさんは、収入アップ法がうまくいかない原因は、心の奥に根付いた「お金のメンタルブロック」にあると指摘します。三凛さんが「お金とメンタル」の深い関係についてまとめたのが、書籍『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』(KADOKAWA)です。お金が貯まる・稼げる・増やせる体質になり、理想の未来への一歩を踏み出すためのヒントを、この本の中からご紹介します。
※本記事は三凛さとし著の書籍「金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法」から一部抜粋・編集しました。
お金持ちが嫌いだ、お金持ちを見るとムカつく
「お金持ちは悪い人だ」
「お金を使ってチャラチャラ遊んでいるなんて、ろくな人間じゃない」
お金のことで悩むクライアントさんたちにお金持ちのイメージを尋ねると、決まってそんな答えが返ってきます。
「だからお金はそんなにいりません。困らない程度のお金が欲しいだけなんです」と続くわけです。
でも、これは明らかに「刷り込み」です。お金のない人たちが自分たちのプライドを守り、正当化するために考え出した強固なメンタルブロックだと私は思っています。
幼い頃から富裕層への嫉妬心を持つ親などの影響にさらされて育った子の深層心理には、お金持ちに対するネガティブなイメージがしっかりと刷り込まれます。
そのイメージは大人になっても心の奥に残り、「お金持ちになったら批判される」「悪いやつだと思われる」といった恐怖心を生み、それがメンタルブロックとなります。そして、「お金のない自分は清く正しく生きている」と思うことができれば、傷つかずに済みます。
また、お金持ちはふんだんにあるお金を使って苦労なく生きているのだから、その分、たとえ嫌われても叩かれても仕方ない存在とも考えがちです。
妬みとコンプレックスが入り混じった複雑な感情と言えるでしょう。