お金の使い道「消費:浪費:投資」の黄金比率【20代で800万円貯めた元浪費家が実践】

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『貯金・投資を始めたいので、私に合う方法を教えてください! "自分らしさ"から見つけるお金の増やし方』 (まいやん/KADOKAWA)第2回【全7回】

年々上がる物価に悩まされ、節約して貯金を増やしたいけれど、なかなかうまくいかない方も多いのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーのまいやんさんも、かつてはクレジットカードの使いすぎで家計管理に苦戦していた一人でした。しかし、心機一転、20代で800万円もの貯蓄を達成。その経験をもとに書かれたのが、『貯金・投資を始めたいので、私に合う方法を教えてください! "自分らしさ"から見つけるお金の増やし方』(KADOKAWA)です。この本では、まいやんさんが実践し成功した家計管理のコツや、無理なく続けられるお金の増やし方を具体的に紹介しています。今回はその中から、すぐに実践できる家計管理のヒントをいくつかご紹介します。

※本記事はまいやん著の書籍『貯金・投資を始めたいので、私に合う方法を教えてください! "自分らしさ"から見つけるお金の増やし方』から一部抜粋・編集しました。

お金の使い道にもよし悪しがあります

お金を貯めるための第1段階として、支出の確認から始めていきましょう。普段の自分が何にどれだけお金を使っているかを把握した上で、家計管理を行って支出ダウンを図っていきます。

家計管理で特に大事なのは「支出割合」を確認することです。家計簿をつけると、自分がどんなことにお金を使っているのかが一目で分かります。

お金の使い道は「消費」「浪費」「投資」の3つに分けることができ、もっとも理想的な「黄金比率」が決まっています。

「消費:浪費:投資=5:3:2」

消費は日々の生活費と考えてください。
浪費は暮らしを楽しむためのお金で、外食や趣味、美容、洋服などが当てはまります。
一般的に浪費というと、ムダ遣いのイメージが強いので、悪いことだと思いがちですよね。でも、楽しむためにお金を使うことが悪いわけではありません。ただ、本当に楽しめたか、ムダ遣いになってしまっていないかは、後から振り返ることが大切です。

このように、自分の感情や満足度に基づいてお金の使い方を振り返り、その支出が自分にとってどれだけの価値があったか、後悔しない使い方だったかを見つめ直す「心の会計」は、お金を賢く使うためにとても重要です。

たとえば美容にかけたお金も、特別な日を迎える準備としてのケアなら、満足度が高く「価値ある支出」と感じられますが、「流行っているから」とか「なんとなく」といった理由での支出は、後から「別のことに使えばよかったかも」と感じることがあるかもしれません。このように「これは自分に自信を与える支出だったか?」と振り返ることが大切です。そうすることで、不要と感じた支出は次回の判断基準にできます。

こうして、自分にとって本当に満足度の高いお金の使い方が見えてくると、浪費が自分を輝かせるための価値ある支出に変わっていくのです。

最後に、投資は将来のために使うお金です。預貯金や資産運用に加え、稼ぐ力をつけるための資格取得や勉強用の本といった自己投資、将来のための経験などにあてるお金になります。将来得られる効果を考えて使わないと、ムダ遣いになってしまうことがあります。

自己投資の効果を考えるには、その投資が将来、どれだけの金銭的なメリットをもたらすかを想定することが大事です。

たとえば、お金についての専門的な知識を得るために、FPの資格を取得するとします。
試験対策講座と受験料に10万円かかりました。これでお金に詳しくなったと自己満足するだけなら、投資効果は10万円のマイナスになってしまいますよね。そこで、勉強して税金の知識で60万円の節税ができたとすれば、投資効果は一挙に50万円のプラスになります。

FPの資格を使った副業で月5000円稼げるようになれば、2年以内に投資の元が取れます。このように、将来のための適切な投資にすることをきちんと想定して、自己投資を行っていきましょう。

 
※本記事はまいやん著の書籍『貯金・投資を始めたいので、私に合う方法を教えてください! “自分らしさ“から見つけるお金の増やし方』から一部抜粋・編集しました。
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