現金と運用資産、割合はどうするべきなのか。年齢によって変わる目安を紹介

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物価が上がりお金の価値が下がっている今、人生の最後までお金にこまらないために必要なことを考えてみませんか? ポイントは「お金を生む資産」をもつこと。 定年後の資産づくりに「遅い」はありません! まずは毎月の収支を確認することから新NISAの活用方法、現金と運用資産の割合まで、「老後のゆとり」を作るために必要な知識を学んでいきましょう。 『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』(KADOKAWA)より、50代の資産運用に関するエピソードをお届けします。

※本記事は頼藤 太希、高山 一恵著の書籍『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』から一部抜粋・編集しました。

手持ちの現金も一定額確保する
現金と株の資産割合と退職金の使い道

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退職金は半分を投資にあてる

現金と運用資産の割合に関しては、「自分の年齢」と「120から自分の年齢を引いた数字」を対応させるのがひとつの目安です。

例えば自分の年齢が55歳であれば、現金:運用資産の割合は55:65くらいの割合で持っておくとよいでしょう。

ただし、現金は最低限1000万円は病気や介護などに備え持っておくとして、それ以上の額の現金は上記の割合に厳密に従う必要はありません。運用資産の額を増やしてもよいでしょう。

退職金をもらう前に現金がいくらあるかにもよりますが、退職金は半分程度を投資にあてるのがよいでしょう。

ただし、退職金の半分を一度に投資資産に変えるわけではありません。多少は株価の上昇など期待できそうな株を少し多めに買うにしても、基本的には時間と銘柄を分散して買っていきます。おおよそ10~20カ月ほどに分けて買っていくと、株価変動のリスクを減らしつつ精神的にも負担が少ないでしょう。

<病気などに備え年齢に応じて現金を一定比率持っておく>

【リスクを抑えながら不労所得を得る割合】

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※一般的な「『120-年齢』の法則」は、保有する株と債券などの割合で用いられ、預貯金は別で考える。本記事では、より使いやすい法則として、現金と運用資産の割合を示すものとしてアレンジしている。

【退職金は現金を半分残して投資に回す】

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頼藤太希

株式会社Money&You代表取締役。中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。WebメディアやYouTube、書籍、講演などを通してお金の情報を日々発信中。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。

高山一恵

株式会社Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業。10年間取締役を務め退任後、現職へ。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

※本記事は頼藤 太希、高山 一恵著の書籍『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』から一部抜粋・編集しました。
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