物価が上がりお金の価値が下がっている今、人生の最後までお金にこまらないために必要なことを考えてみませんか? ポイントは「お金を生む資産」をもつこと。 定年後の資産づくりに「遅い」はありません! まずは毎月の収支を確認することから新NISAの活用方法、現金と運用資産の割合まで、「老後のゆとり」を作るために必要な知識を学んでいきましょう。 『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』(KADOKAWA)より、50代の資産運用に関するエピソードをお届けします。
※本記事は頼藤 太希、高山 一恵著の書籍『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』から一部抜粋・編集しました。
暴落に備えるためには? 資産運用の大原則リスクを減らす分散投資
さまざまな商品を組み合わせる
株価が暴落するなどといったリスクは投資においてつきものです。このリスクを回避・最小化するのが「分散投資」という考え方です。
分散投資では、投資する銘柄や業界、時間を分散させます。値動きの異なるさまざまな金融商品を組み合わせてバランスよく投資することで、ある金融商品での投資が失敗してもほかの商品の利益によってカバーできます。これが分散効果というもので、限度はあるものの組み合わせが多種多様であるほど効果が高まります。
投資する企業の業界、さらには国内か国外かという地域の分散もしておくと、より高い分散効果が期待できるでしょう。
また、一度に買うのではなく時間も分散して買うようにしましょう。タイミングによっては、高騰した価格で買ってしまうおそれがあるためです。買う時期をずらす(月ごとに購入する、など)ことで、価格変動の幅をある程度一定にすることができます。ドルコスト平均法や積立投資はその代表的な方法のひとつです。
<地域・業界・時間を分散して投資する>
カゴが1つだけだとすべての卵が割れてしまうが、複数のカゴに卵を分散しておけば1つ落としても、割れる卵の数を減らせる
【投資をするうえで分散できるもの】
● 本記事は、執筆時点の情報を元に作成しています。金融に関連する法律、制度が改正、または各社のサービス内容が変更される可能性がありますのであらかじめご了承ください。
● 本記事は株式投資情報の提供も行っていますが、特定の銘柄の購入を推奨するもの、またその有用性を保証するものではありません。個々の金融サービス、またはその金融商品の詳細については各金融機関にお問い合わせください。
● 資産運用には一定のリスクが伴います。