物価が上がりお金の価値が下がっている今、人生の最後までお金にこまらないために必要なことを考えてみませんか? ポイントは「お金を生む資産」をもつこと。 定年後の資産づくりに「遅い」はありません! まずは毎月の収支を確認することから新NISAの活用方法、現金と運用資産の割合まで、「老後のゆとり」を作るために必要な知識を学んでいきましょう。 『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』(KADOKAWA)より、50代の資産運用に関するエピソードをお届けします。
※本記事は頼藤 太希、高山 一恵著の書籍『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』から一部抜粋・編集しました。
非課税はどれほどメリットがあるのか NISAを活用した再投資で大きな差が出る
NISAで効率的な資産づくり
NISAを活用して投資をすると実際にどれくらいの差が出るか、50歳から65歳の15年間に積立投資を行う際の金額をシミュレーションしてみましょう。
トータルリターン7%(うち配当利回り4%)の株を毎月6万円で15年間積み立て、配当金はすべて再投資するとします。NISAを活用して投資を行うと、積立元本1080万円に822万円の運用益が加算されて、資産額は1902万円になります。配当金の再投資額はおよそ470万円です。
NISAを活用しない場合はどうなるでしょうか。積立元本1080万円は同じですが、配当金とキャピタルゲインに20.315%の税金が課せられるので、15年後は1705万円となります。
NISAを活用する場合とそうでない場合との差額は197万円となります。老後の大切なキャッシュフローですから、この額は決して小さいものではありません。NISAを活用して、資産形成を効率よく行っていきましょう。
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長い期間、NISAを使うほどさらに得する!
<運用する条件>
・トータルリターン7%(うち配当利回り4%)
・毎月6万円ずつの投資を15年間継続
【15年後の運用成績】
NISAを使った場合:1902万円
NISAを使わかなかった場合:1705万円
→ NISAを利用するだけで、197万円も差がつく!
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● 本記事は株式投資情報の提供も行っていますが、特定の銘柄の購入を推奨するもの、またその有用性を保証するものではありません。個々の金融サービス、またはその金融商品の詳細については各金融機関にお問い合わせください。
● 資産運用には一定のリスクが伴います。