体調が悪い父親を無視してYouTubeの撮影に夢中のアラフォー息子...どこで子育てを間違えた?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:わみちゃん
性別:女性
年齢:62
プロフィール:顔はそっくりな父と息子ですが、中身がまったく違っていて、がっかりしています。何がいけなかったんだろう?

体調が悪い父親を無視してYouTubeの撮影に夢中のアラフォー息子...どこで子育てを間違えた? 34.jpg

2023年のお正月が明けてから夫(70歳)の食欲が突然なくなり、寝たきりになってしまいました。

一気に衰弱してしまうのではないかと、一時は大変心配しました。

私はこの緊急事態に思いっきりめそめそしてしまい、周りの友人にSOSを出しました。

ありがたいことに、みんながたくさんのエールやエネルギーを送ってくれて、なんとか乗り切ることができました。

夫と一緒だから食事はおいしいですし、一人の食事は味気ないもの。

このような状況になると、夫につられて私自身の食欲も減退してしまいました。

しばらくして体重計にのってびっくり! 

知らず知らずのうちに4kgも痩せていました。

いまでは夫の食欲は戻り、無事に回復してホッとしています。

夫が元気になれば私の気持ちも明るくなり、なんとかこの困難を乗り切ったというところです。

そんな中、離れて暮らす息子(40歳)はこんな状況下でも何もしてくれませんでした。

それどころか「少しは援助ぐらいしない?」と電話で話したところ、いきなり電話を切られたことがありました。

そんな息子、親の一大事は無視するくせに、自分の都合だけはしっかり連絡してきます。

息子はドローンで撮影をしてYouTubeに投稿するのが趣味で、以前から我が家の近くの川沿いにある、夫が植えた桜並木を撮りたいと言っていました。

電話を切られて以来、話もしたくなかった私は、息子からのLINEを読む気にもならず、放っておきました。

するとある日、息子からメールがきたのです。

「LINEが既読になっていない。4月にそっちに行って桜を撮るつもりだけど家にいるかって聞いたんだけど、いったいどうなっている?」

父親の容態を心配する一言もなし、まずはそこではないかと思うのですが...。

その後、再び息子からメールがきました。

息子は瞬間湯沸かし器のように短気なところがあります。

文面を見るだけでも息子のイライラが伝わってくるメールの内容はこうです。

『3択に答えてください。

1.家にいる。

2.留守にしているから鍵をおいておく。鍵の場所は(  )。(  )に場所を記入してください。

3.家にはいるけれど、入れる気はない。』

40歳が書く文章でしょうか?

あまりのお子ちゃまぶりに開いた口がふさがりませんでした。

私は呆れかえりながら「勝手に来ればいいじゃない」とだけ返信しました。

4月に現れた息子はドローンで撮影し、その様子を早速夫に見せて満足げ。

でも、我が家にいたのは10分足らずでした。

後日「できあがったからお父さんに見せてやって」とメールが送られてきましたが、息子は桜並木に何の思い入れもないので、いい映像になっているわけがありません。

ドローンが速すぎて映像はぶれているし、BGMは突然ちょんぎれておしまい。

あまりの粗雑な出来栄えにがっかりしました。

息子に「つまんない動画だったわ」と連絡してやりたかったくらいですが、そこは母として我慢しておきました。

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