強引にすっぴん部屋着の写真を撮られそうに...SNS好き老夫婦に迫られた、旅先での嫌な思い出

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしの主婦です。

強引にすっぴん部屋着の写真を撮られそうに...SNS好き老夫婦に迫られた、旅先での嫌な思い出 73.jpg

約5年前、一人旅で地方のゲストハウスに泊まったときの話です。

70代の老夫婦が定年後に始めたゲストハウスで、とてもアットホームな雰囲気でした。

夜に何組かの宿泊客がロビーに集まってご夫婦を囲んで談笑していたので、私もそこに加わってみなさんのお話を聞いていました。

その土地の観光名所や名物の話で盛り上がっていたのですが、しばらくしてご夫婦が「みなさんは○○っていうSNSやってないの?」と切り出しました。

他のお客さんはやっている人とやっていない人が半々くらいで、私はやっていませんでした。

というのも、以前はそのSNSに登録していたこともありましたが、トラブルに巻き込まれて嫌な思いをしたので、退会した過去があったのです。

「やっていないんです」

そう言ってこの話題はすまそうと思いましたが、ご夫婦は聞き逃しませんでした。

「あらそうなの? 若いのに珍しいわね、何でやらないの?」

ネガティブな話をわざわざ旅先でするものではないな、そう思った私は...。

「そういうのちょっと苦手なんで...あんまりやりたいと思わなくて...」

「今どきやらないなんて信じられない! 絶対楽しいのに。ねっ、やりましょうよ!」

老夫婦は迫ってきました。

「実は以前面倒臭いことになっちゃって」

「でも楽しいのに」

やっていない経緯を軽く説明したのですが、ご夫婦はしつこく誘ってきます。

その後もご夫婦のSNS話は止まらず、みんなにSNSのページを見せて説明し、一部のお客さんとだけSNSの話題で盛り上がっていました。

そのSNSをやっていないお客さんが置いてけぼりになっていてもお構いなし。

話に入れないお客さんたちが部屋に帰ろうとすると...。

「行っちゃうんですか? ちょっと待って、SNSに上げたいから写真を撮りたいんですけど」

そう言って呼び止め、スマホカメラを向けていきなり撮影を始めました。

私はそのときお風呂上がりのすっぴんで部屋着だったこともあり、写真を撮られないうちにそっと部屋に戻ろうとしましたが、ご夫婦は私にもすかさずカメラを向けました。

「やめてください」

「いいじゃない若いんだから〜」

などと言いながら写真を撮ろうとしてきました。

そんなご夫婦の態度にうんざりして「老害」という言葉が頭をよぎりました。

定義はないようですが「自分の意見を強引に押し付けるのは老害だ」という意見が多いようです。

人のインターネットとの関わり方に口を出したり、人の写真を勝手にネットに上げたりするのも新たな老害なのでは?と思ってしまいました。

ご夫婦のSNSに上がっていた小学生のお孫さんの写真には、お孫さんのお友だちの顔がはっきり写っている写真もありました。

お友だちの親御さんに許可を取っているのかな...?と心配になってしまいました。

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