旦那が脱サラして夫婦で居酒屋経営を始めました。
何もかも順調だった矢先、旦那の浮気が発覚し、すったもんだの末に離婚して一人暮らしに。
その後、脳梗塞になり大事には至らなかったものの、私のことを心配した娘達の提案で、離れて一人暮らししていた長男と現在は同居しています。
▶前回|近所で噂になっていた母の不倫。それでも仲良くしてくれた友人との良き思い出
さて今回は、旦那と別れる前のちょっとしたお話をしたいと思います。
もうすぐ私、居酒屋の女将を辞めて普通のラーメン屋さんの店員になりま〜す。
・・・と、ハイテンションの女将の呟きはさておき、なんと土壇場でキャンセルされました~。
それは店の予約のキャンセルでもなく、もちろん離婚をキャンセルしたと言う話でもありません(笑)。
離婚する事で手放す予定の家を、日曜日に見学にくると言っていた内見のお客様が来られなくなりました。
もうすぐ引っ越しをする予定の私の段ボールが山程積んであったり、もともと汚い部屋だったりするので少しでも見映えがいいように家の片付けをしていた私でした。
忙しかった土曜日の営業を終えて店で仮眠を済ませてから朝方に家に帰ると、お昼頃に来られるという内見のお客様をお迎えする為に早朝から頑張っていたのです。

お客様に応対するのは旦那一人で充分ですから、家の中の見映えが良くなったらお客様が来られる前に次女とランチに行く予定なので、久しぶりのランチは何食べようかな~とウキウキしながらやっていた私でした。
日曜日ですから旦那も彼女とランチの約束をしているのでしょうが、内見があるから今日は遅れてランチに行くのかしら?なんて要らぬ心配をしておりました。(笑)

その時、玄関の鍵を開ける音がして一階から旦那が階段を上がってきて言いました。
「内見無くなったって〜。不動産屋さんからさっき連絡あった。」
何ですと!私は手に持っていた段ボールを落としそうになりました。

いえ、旦那は階段の途中にいたのだからそのまま段ボールを落としてしまえば良かったかしら?
階段を登りきった先に私が居たので、旦那は階段の途中で止まって手すりに手を添えて私を見上げるような形で喋っていたのだから。
・・・・おっと!私ったら!なんて邪心を!?
じょ・・・冗談ですよぉ!
ところで、キャンセルの理由は内見予定のお客様の体調不良だそうです。
外は警報が出る程の大雨。

つまり、そういうことでしょうね。
「次女ちゃんにも伝えておいて。」
旦那は続けてそう言いました。
「わかった。」
私はそう返事をすると、三階で自分の部屋を片付けていた次女に伝えに行く事にしました。
旦那はくるりと背を向けてるんるん気分で階段を降りて行きました。

ほぉ〜どうやら毎週日曜日に彼女と行っているランチは予定通りに行けそうね。
この事は私に伝えるよりも早く彼女のラインに送っていたのでしょうねえ。
『内見無くなったからいつもの時間にランチに行けるよ』
・・・って感じのやつ。(笑)
あら?もうすぐ他人になるのだから余計なお世話だったかしら?
私と別れたら、こそこそしないでお好きな時に堂々とお付き合いしたら宜しいかと思いますわよ。
本当によろしゅうございましたわね。
あら?でも、あちらの御婦人は旦那様とお別れになるご様子は無いようですからまだ不倫関係は続くって事になりますわねえ。
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