旦那が脱サラして夫婦で居酒屋経営を始めました。
何もかも順調だった矢先、旦那の浮気が発覚し、すったもんだの末に離婚して一人暮らしに。
その後、脳梗塞になり大事には至らなかったものの、私のことを心配した娘達の提案で、離れて一人暮らししていた長男と現在は同居しています。
▶前回|「カチャリ!」の音に顔面蒼白...幼い娘が家の中から鍵をかけてしまった!
さて今回は半世紀以上も前のお話です。
今でこそ自分の意見をある程度言えるようになった私ですが、子どもの時はものすごく消極的な女の子でした。
その頃私の父親は出稼ぎというものに行っていて、母親は父親不在の家を守り...ではなく、不倫していました。
勿論当時の私が不倫だとかわかっているわけもなく、ただ優しいお兄ちゃんが遊びに来ているんだくらいにしか思っていませんでした。
ですから、近所で私の家の評判はすこぶる悪く、たまに私が友達の家に遊びに行ってもその家の家族に嫌な顔をされる事が度々ありました。

ある日、近所にある一家が引っ越してきました。
その家には1人娘がいて私より1つ年下だと言うことを知りました。
前述したような事情で私は友達の家に遊びに行く事は少なかったので、引っ越してきた子と仲良くなれたら嬉しいなと思った私はある日、勇気を出してその子の家に行きました。
すると、そこには既に先客がいました。

それは私と同い年の従姉妹でした。
私といとこは仲が悪いっていうか、母親同士の仲が悪くて同性で同い年で2軒となりでありながら、従姉妹との交流は殆んどありませんでした。
私の訪問に気付いた従姉妹は、3人で一緒に遊ぼう...ではなく、私と遊ぶのはダメだとその子に言いその時の私は諦めるしかありませんでした。

後日、私がまたその子の家に訪ねて行くといとこはいませんでした。
すると私はその家の子に快く招き入れられました。
その子の家にはたくさんのオモチャがありました。
人形で遊ぼうということになって、目の前にはたくさんの人形が置かれました。

私がその子が先に人形を選ぶのを待っているとその子は不思議そうな顔をして一番新しそうな人形を選びました。
私はその子が選び終わると、次に良さそうな人形を選び人形遊びを始めました。
その子がまだ不思議そうな顔をしていたのでどうしたの?と聞くと、従姉妹ちゃんはいつも先に新しい人形を選んで私には古い人形を渡す、だからお姉ちゃんも新しい人形を選ぶと思ってたと、そう言われたのです。
その子の家の人形なのに、何故遊びに行った方が良い方を選ぶのか私には意味がわかりませんでした。
というか、私はいつも我慢したり遠慮するということが自然に身についていたようです。
私の母親の良くない噂も耳に入っていただろうに、その子のお母さんは他の家の親のように私と遊んではいけないなどと言うこともなかったのです。

ですから、その数年後に私が引っ越すまでの間その子の家で一緒に遊んだことはとても楽しい思い出でした。
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