20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
新しい町に引っ越して約1年。中道あんさんが「畑仕事」を開始!? 何をきっかけに畑を始めることにしたのか、そこから学んだことはなんだったのでしょうか?
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継続は、やる気や根性ではなく「設計」なんだと畑から学びました。
この土地に引っ越して1年が経とうとした12月。貸農園を借りました。
あれこれ考えた末に、決めたことではありません。
ある自己啓発書を読んで、「自分にできることは...」と考えて、「作物を作ることだ」という答えを導きだしたのです。
幸い、家から歩いて20分弱の場所に貸農園がありました。
しかも1区画1坪ほどの小さな畑。
すぐさま、連絡して借りられることに。
思いついてから3日もせずに契約しました。
こうして、人生初の畑仕事がスタート。
「農地を借りる」といっても大きなサイズだと始めるにも大きなエネルギーが必要です。
ものごとというのは、小さく始めるか、自分サイズに小さくする。
そうすることによって取り掛かりやすくなる。
ただし問題は、「続くかどうか」です。
よく「やる気さえあれば、できる」という人がいますが、意思の力ほどあてにならないものはないと思っています。
・ダイエットしたいけれど、甘いものはやめられない
・ブログを読んで欲しいけれど、毎日書くのはしんどい
つまり、「続けるのは、面倒くさい」これが現実ではないでしょうか。
私が借りた畑でも周囲を見渡すと、直径20センチ以上までに成長した大根、さらにスティックブロッコリーの花茎(とう)が伸びきり黄色い花を咲かせていたり、夏のトマトが収穫されずに黄色状態でたわわに実っていたりという、放置されたままの畝も目立ちます。
とっかかりは小さい方が動きやすいのですが、その分、重要度が低くなる傾向にあると思います。
たとえば、目覚めに、白湯を飲む。窓をあけて大きく深呼吸する。
これらは、小さいけれど、健康的な習慣です。
でも、「あっ、忘れちゃった」「まぁ、明日やろう」。
そのうち、「思いつたときでいいや」、そして、やらなくなる。
このパターンで人は続かなくなるものです。
とくに、冬の畑は草抜きも、水やりも必要ありません。
借りたのはいいけれど、いかなくてもいい。
これが、「やらなくなる理由」だと思うのです。
なので、これを回避するために
「とりあえず畑に行くにはどうしたらいいのか?」を考えました。
やったことは、シンプルです。
畑に行くという「小さなこと」に別の「小さなこと」をくっつけました。
①犬の散歩コースに畑ルートを組み込む
②お気に入りのカフェの帰りに畑に寄る
③ブログのテーマに畑仕事を加える
こうやって、普段やっていることとセットにしておけば、週に何度かは自然に畑へ足が向かいます。
これがいちばん簡単な方法です。
最初の2カ月はほとんど収穫ができませんでしたが、寒さが和らぐと、ほうれん草や小松菜、サラダ菜がすくすくと育って、ひとり暮らしの食卓に彩りを添えられるようになりました。
ところで、春になれば雑草の成長が早くなり、猛暑の中で水やりや草むしりは肉体的に非常に厳しくて、通うのが苦痛になりそうです。
そして、丹精込めて育てた野菜が、虫に食いつくされたりする可能性も大きいです。
すでに冬なのにアブラムシが発生して驚いた経験があります。
でもひとつ確かなのは、継続は意思ではなく設計だということ。
継続を意思の力で成功させるのは、難しいです。
やる気に頼らず、「いつもの行動にくっつける」。
それだけで、達成感が生まれ、小さな成功体験が積み重なります。
続けたいことがあるなら単独で置かないこと。
日常の中に組み込む。
それが一番確実な方法だと思います。
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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