アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
息子の通う高校でPTAの会長に選出された時のお話です。
【前回】交流を楽しむ?効率を重視する?PTAは保護者同士の「価値観の違い」が色濃く表れる場

次年度のPTA会長選考委員会の当日を迎えた。
形式上はこの場でそれぞれの選考委員から思い思いの方を推薦していただき、皆でその方達の中から次期会長を選考していくのだが、実はすでに水面下で事は動いている。
前年度の会長選考の際も、あらかじめ私に「次期会長はAさん(男性)で、かづさんは副会長で」と打診があった。
聞くところによると、その時も校長から「会長は男性で!」という話が選考委員会にあったらしい。
男でも女でも会長の仕事をちゃんとやってくれる方ならいいが、なんせその時の校長の言い草が気に入らない。
「女が会長だったら校長会に行ったときに顔が立たない。会長は式典なんかに出てくれればええ。後の雑用は周り(女連中)にやらせりゃええ」
なので、打診された際に「Aさんが会長になるんやったら役員辞めます」と即答した。
何が悲しくて仕事も出来ん会長を支えなあかん?
私もAさんも同じ保護者の立場ですからね。
給料が出るわけでもないのに、そこまで奉仕する気はありませんよ。
すると、噂は早く回るもので、「次期会長がAさんになったらかづさんは辞めるんやって!」というのを聞きつけた役員達が、軒並み自分も辞めると言いだしたものだから学校側は慌て始めた。
というよりも、当の本人であるAさん自身、自分が会長になったらどうなるのか一瞬で想像がついたらしく、自ら役員全てを辞めると言ってきたらしい。
よって選考委員会で私が会長に決まったわけだ。
要するに選考委員会の当日には、ほぼ次期会長は決まっていると言っていい。
で、今回、私はあらかじめ次期本部役員と委員長・副の方達に一軒一軒電話をし、誰に会長になってほしいか聞くことにした。(吉田さんを除く(笑))
本当なら会計の黒木さんになってほしいところだったが、黒木さんはお子さんが3年と1年で、来年度は2年の役員ということになる。
3年生の役員でないと会長にはなれないのだ。
惜しい。実に惜しい。
なので、その黒木さんを含む現1年と2年のお子さんのいる役員と委員に聞いてみた。
なぜなら、選考委員はいわば卒業していく役員達であり、次年度には残らない。
誰が会長になろうと、自分たちは一緒に運営していかないわけだ。
この『選考委員会』の制度自体、「なんで卒業していく人たちが決めるんや? 実際に『支える側』の方達が決める方が良いだろう」と思っていたので聞いたら、皆が高橋さんがいいと言う。
実はこの高橋さん、意見をハッキリ言うが物腰は柔らかく、他の役員のお母さんのような存在だった。
PTA役員の中ではご高齢の方で、子育てや夫婦間の悩みの相談をしたことがあるなど、役員の中からそんな話も出た。
圧倒的多数で高橋さんの名前が多く、私は高橋さんにその結果を踏まえて選考委員会で名前を出していいかと打診した。
高橋さんは予想を全くしていなかったようで、「わ、私ですか!?」ととても驚いていた。
皆さんからの理由を色々話し、もし選考委員会で会長に決定したら受けてほしいとお願いし、快く引き受けてもらえた。
選考委員会の場では、形式としては一人一人に紙を配り推薦したい役員の名前を1名書いて投票することになっていた。
けれども、役員の仕事の時だけしかお付き合いの無い方も多い中、「名前を書けと言われても...」というのが正直なところ。
仲が悪いわけではないが、名前を書くほど親しくは...ということなのだ。
「実は1年・2年の役員や委員さんに、どの方が会長になったなら支えたいかを聞いてみたんです」と話を進めた。
もちろん校長が「次の会長は男性で!」と言ってきていることも含めて。
「私達は5月の総会で退任します。退任する私たちが次期役員の知らないところで次期会長を決めて辞めるのってどう思います?」
「『えっ?こんな奴のもとで?』とか『は?これ誰?』とか思ったりしてもどうしようもありませんよね」
「私は皆さんが『この人だったら』って思う人に会長になってもらった方が、上手く回るんやないかなぁと思うんですけど、どうでしょうか?」
選考委員の皆さまもうんうんと頷いていて、「では皆さん誰が良いと言っているんですか?」と言う声が出て、高橋さんのお名前とその推薦理由を説明した。
選考委員のみならず、同席していたPTA担当の倉木先生も納得してくれて、次期会長として高橋さんが決まった。
その日のうちに高橋さんには連絡し、残すところ卒業式で本格的に総会準備に入った。
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