PTAの特定メンバーが私を嫌う理由は...謎を解くカギは担当教師の「ある一言」/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。

息子の通う高校でPTAの会長に選出された時のお話です。

【前回】「お祝い金は10万円包むべし」息子の高校のPTA会長会、驚愕のルールとは!?

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PTAの定例会で、会議の内容を録音し部外者に聞かせていたことが明るみに出た吉田さん。

バツが悪くなったのか、それとも嫌がらせのつもりなのか、次の定例会を欠席された。

まるで「私がいなくて困るでしょう?」と言わんばかりの態度だったが、実際のところ、会社組織でもPTAでも、誰か一人が欠けて回らなくなるということは滅多にない。

委員長が欠席しているならば、周囲がカバーすればいいだけの話だ。

そのために副委員長がいるし、私たち本部役員もいる。

だから、どうぞ心置きなくお休みください、と言いたい。

むしろ、家庭の事情を抱えながら役員を引き受けてくださっている皆さんに対して、「休まれては困ります!」などと強要する方が問題だ。

吉田さんとしては、欠席を続けることでこちらを困らせようと考えたのかもしれない。

しかし「お休みいただいて結構ですよ」と伝えた途端に会議に顔を出すようになったのは、次年度の役員から外されるかもしれないという不安があったからだろう。

実際、欠席が続くようなら「定例会へのご出席が難しいようなので、次年度は副委員長さんに委員長をお願いし、新たに副委員長を選出することになりました。無理にご出席いただかなくて結構ですので、お気遣いなく」と伝えれば済む話だ。

それにしても、吉田さんがなぜ私に対してあれほど敵意をむき出しにしてくるのか、不思議でならなかった。

もしかして、元会長の米沢さんの影響力がそれほど大きかったのだろうか。

米沢さんが会長だった頃、私は1年生で役員ではなかったため、彼女がどんな人物だったのかは知らない。

2年生になって米沢さんがPTAを退任してからのことしか知らないが、この2年近くで彼女の不正や問題行動が次々と明るみに出てきた。

本部だけでなく定例会でも、役員や委員の皆が驚き、呆れるような話ばかりだった。

そんな米沢さんに、吉田さんは何を感じて共感し、擦り寄っていたのか。

嫌な考えだが、PTA内での立ち位置を良くしたいのであれば、元会長ではなく現会長である私に近づくべきではないかと思ってしまう。

そんな疑問を抱えていたある日、思いがけないところから答えが見えてきた。

年が明け、PTAの最後の活動である学校周辺の繁華街を含めたパトロールが近づいてきた。

教職員の同行や警察との連携、パトロール範囲の確認などの打ち合わせが学校で行われた。

PTA担当の倉木先生がほとんどの手配をしてくださり、最終確認の場には各委員会からの担当者と、本部からは私が出席した。

パトロールの人数は毎年20人ほどで、各委員会に分担される。

前年度、私が副会長だった時に感じたことがあった。

ルートが複数あるわけでもないのに、こんなに大勢でゾロゾロと歩く必要があるのか?と。

そこで、思わず口に出してしまった。

「こんなに人数、要ります? 昨年20人って結構な数でしたよね?」

すると、数人が思わず吹き出した。

「私、1年の時は委員じゃなかったので昨年が初参加だったんですけど、えらい大行列やなぁと思いましたよ。それに、パトロール後の反省会って名のお茶会の場所探しも大変ですよね? 20人入れる喫茶店なんてなかなかないですし。反省のご意見は定例会で報告すればええんやから、パトロールは5人くらいで十分やないですか?」

待ってましたとばかりに倉木先生が口を開いた。

「実は...警察からも『こんな人数はちょっと...』って言われてたんです。 ゲームセンターに入るにしても、20人もゾロゾロ入られると...ねぇ?」

「警察も教職員も入れたら25人ほどになりますもんね...」

実際、前年はゲームセンターなど生徒が立ち寄りそうな場所を数店見回ったが、最初の店舗以外は本部役員と教職員、警察だけが入店し、他の委員は店前で待機するという状況だった。

おばちゃんの団体がゲームをするでもなくキョロキョロしているだけでは、店側にとっても迷惑でしかない。

「我が子の学校周辺や誘惑の多そうな地域を見ておきたいという方がいれば、もちろん参加していただいて構いません。 でも、繁華街と反対方向に帰るお子さんだったり、ルートを通らない場合は、委員だから仕方なく参加するという感じになりますよね? だから、どうしても見ておきたいという方だけ歓迎して、あとは私と本部役員数人で十分だと思うんですけど、どうですか?」

私の言葉に、倉木先生だけでなく、各委員さんたちも一瞬で笑顔になった。

小学生なら校区内のパトロールには意味があるのだろう。

危険な場所や進入禁止区域など、生活圏に密接しているからだ。

しかし高校生の場合、繁華街に寄るなと言ったところで、寄る子は寄る。

私自身がこの高校の卒業生だからこそわかる。

どんなことをしても、寄る子は寄るのだ(笑)。

そんな話をした後、委員さんたちが帰ったあとで、倉木先生がぽつりとつぶやいた。

「吉田さんも卒業生なんですよね」

「えっ?そうなんですか!?」

「ご存じなかったですか? 会長より5つか6つ上ですけど、本校の卒業生です」

この後、倉木先生から聞いた話で、いくつかの謎が少しずつ解けていくことになる----。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 基本専業主婦の60代。子育てが終わり、夫と愛猫小鉄と暮らしている結婚40年超えです。 一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いや、ママ友にPTA等を思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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