こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】排便コントロールができない義父のお世話を誰がする? 夫に対処を頼んでみたら...
だんだん秋が深まってくるこの季節。
ポカポカ暖かい日があると思えば急に強い風が吹く寒い日があったりと介護家庭にとって新たな悩みが始まる季節でもあるのです。
高齢になると暑さ寒さが感じづらくなるということをよく耳にしますが、義父の場合、夏の間でさえ分厚い靴下を履くほどの超冷え性。

ちょっとでも気温が下がろうものなら早々にファンヒーターを付けてそばから離れません。
そうかと思えば
空っ風の吹く中外出するというのに 
上着も着ずにそのまま出かけようとします。
思うに当人、暑いんだか寒いんだか分かんなくなってるんじゃないかしらん。
それでも寒いとなったら寒い。

ファンヒーターの番人は際限なく▲ボタンを押しまくり、注意しないと設定温度がとんでもないことになっていたりします。
直接炎が当たるファンヒーターに危険を感じ、結局、電気代に目をつむってエアコン使用に切り替えました。
しかし、床に寝そべることが多い義父が納得する温度まで上げようとするとエアコンの設定温度はかなり高めとなってしまいます。

ああ。ホント悩ましい季節到来です。
さてそんなある日の夕方のこと。
義父母は暖かい(と、いうか暑い)居間でテレビを見ていました。
私はキッチンで晩ご飯の支度。
二人ともデイサービスから帰ってきたばかりとあって静かに過ごしていたのですが、しばらくすると義父の呼ぶ声が...。

急いで見に行くと

義母が椅子からずり落ちているじゃありませんか。
ポカポカ暖かい部屋で疲れもあってか居眠りするうち落っこちてしまったのでしょう。
幸いゆっくりじわじわ落ちたようで今回もケガはありませんでしたが、床にお尻をついてしまうと全く起き上がれなくなってしまう義母です。

私一人では椅子に戻すことも立たせることもできません。
仕方がないので義母にはそのまま床へ横になってもらい、あと少ししたら仕事から帰ってくる夫としお氏を待つことにしました。
私は再びキッチンへ。
そして晩の支度も一段落したころ

義母の様子を見に行きました。
すると、なんとまぁ

そこには幸せそうな義父母の姿が...
寒さがつのるこの季節。
まんざら悪いことばかりじゃないかも(笑)
でもまぁそのあと

お約束の大格闘が待っていたのは言うまでもありませんでしたけどね。
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