こんにちは。ブログ「キッチン夫婦」を運営しているべにゆうです。
【前回】「しんどい」が加速する前に。モノが多い実家の整理整頓は「片付けをする自分」を大切にしよう

「生きることって残酷」と感じた。
初めて思ったのは、8年前に11歳の愛犬を病気で亡くした時だった。
目の前の景色が本当に色がなく全てグレー一色のように見え、自分はなんでここにいるんだろう、これはなんなんだろう?とどうしていいかわからない感情に押しつぶされそうになったのは人生で初めてだった。
多くの人がこういう感情に耐えているんだ。
でもどうやってみんな耐えているんだろう。
悲しい、寂しい、辛い、ひゅうが(愛犬)がいないなら私もあんまりいる意味ないと、1人になるとただただ涙が流れて苦しかった。
私が余計苦しくなるのは、あまり人に話さず泣くのを我慢したり、悲しみを自分の中で抱えてしまうからというのもあると思う。
今こうしている瞬間も何人もの人達が大切な家族や友人との別れを経験している。
みんな偉いなあ、どうやって耐えているのだろうと思う。
ここ数年は父をはじめとして、高齢の親類や知人が相次いで病気により他界した。
周りも自分も歳をとるのだから、生きていれば経験することだ。
自分の身内だけでなく、面識のある人、話したことがある人なんかが亡くなるとやはり暗い気持ちになる。
生きているのは、そういうことに耐えることでもある。
自分が生かされていて生きているからこその試練なんだけど、これって残酷。
嫌な言い方をすると、長く生きるというのは自分より先に去って行く人を見送ることだから、それに耐えるのは、辛い、残酷だと感じてしまう。
どういう会話の流れだったかは覚えてないけど、夫が「べにゆうさん、俺より先に死なないでね」と言い「そのつもりはないけどね」と言ったら、この会話が聞こえていた周りの知らない人たちがふふっと笑っていた。
何度か「べにゆうさん、先に死なないでね」と言う夫。
夫より長生きできるかもちろん約束はできないが、夫は私より8歳半ほど年上だし、女性の方がだいたい長生きするようだし、「先に死ぬつもりはないけどね」と答える。
私は心の中で(見送る方の辛さはどうしてくれるのかね?)ともちょっと思う。
夫がどういうつもりなのかといえば、この田舎で、しかも私の実家で夫が一人生活するとなったら、昔からの知人はいないし、地域にそう慣れ親しんだとは言えないし、想像すれば、それは無理があるからだろう。
元は都市部での生活が好きだった夫。
「ここの景色が好き」「ここの人達は気持ちに余裕があっていい」など良いところを見て言ってくれているけど、それは私が一緒にいるからこそでもある。
只今、家族3人プラス2匹の猫。
私の母、夫、私の3人。
それと7歳の猫のミミと新しい家族の保護猫のココ。
ペットをもう1匹迎えるかどうか悩んでいたけど、ココを8月末に迎えたところだ。
まだ赤ちゃん猫。
あと20年は健康でいてしっかりとミミとココを守るべきなのは主に私。
ココみたいな小さな命、無邪気に走り回っているのを見て「丈夫で大きくなってね」と繰り返し願っていると、「生きるって残酷」なんて考えている場合じゃないわと自分の中にある暗い気持ちがちょっとが薄れてくるような気がしている。
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にんにくカレー風味のじゃが芋煮

材料
じゃが芋...6個
にんにくみじん切り...1片分
サラダ油...大さじ1
カレー粉...大さじ2
a:お湯...100ml
a:コンソメキューブ...1個
a:しょうゆ...大さじ1
作り方
(1)じゃがいもは皮を剥いて4つに切る
(2)フライパンに油を熱しにんにくと(1)を炒める。じゃが芋に焼き色がついてきたらカレー粉を加え合わせる
(3)aを加えて蓋をして柔らかくなるまで煮る
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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