アメブロで「～こんな事を言っちゃあなんですが！～」を運営しているかづと申します。
息子の通う高校でPTAの会長に選出された時のお話です。
【前回】「昨年のPTA委員は苦労してやったのに」が決め文句!? 新年度委員の改革を認めない謎の勢力
息子の通う高校では、毎年PTAでうどん屋の模擬店を出していたが、行事委員長と文化委員長からの申し入れで今年度はドーナツ屋に変更が決まった。
その日の夜、元PTA会長の米沢さんから私の携帯に電話が入った。
米「うどん屋がドーナツ屋になったってどういう事！？」
私「どういう事って？行事委員長と文化委員長からの申し入れがあって、会議でそれが承認されただけですが？」
米「だから！それがどうして承認されるのよ！！」
私「どうしてって？？皆さんが賛成したからですが？？」
米「だから！どうしてそれを議題に出したのよ！！」
私「委員長から相談されたので協議しただけですが？」
何が問題だと言うのか？
米「毎年うどん屋をするのは決まってる事なのよ！」
私「それはいつ決まったんですか？議事録に載ってますか？」
米「そんなの決まってる事でしょ！」
だーかーらー、それはいつ決まったんだよって聞いてるんだよ！
米「私が会長した時に、せっかく毎年うどん屋が出来るように鍋やらコンロやらを買い揃えたのに！」
私「えっ？PTA用の鍋やコンロがあるんですか？それどこにあるんですか？」
米「調理室の下の棚にあるわよ！」
私「それってPTAの備品台帳に記載されていますか？鍋やコンロにPTAの持ち物だって備品管理のシールが貼られてますか？」
そう、PTAで購入した備品のうち、消耗品以外は台帳に記載して台帳番号と同じ番号が書かれたシールを現品に貼り付けているのだ。
昨年度うどん屋をした時に、調理室の棚から鍋やコンロを出してきて使ったのはよく覚えている。
けれども、誰からも申し送りが無く、当然鍋やコンロにシールも貼ってなかったので、あくまでもそれは学校の備品を借りている認識だった。
私「鍋もコンロもPTAの会議を通さずに、米沢さんが勝手に買ってたって事ですか？」
米「勝手にって！だって毎年使うじゃない！？」
私「調理実習用の鍋やコンロがあるじゃないですか？なんで勝手に買ったんですか？」
米「調理の先生が学校の物を貸し出すのに渋ったからよ！毎年頭下げて頼まなきゃなんなかったから！それで買ったのよ！」
なるほど、プライドのお高いPTA会長様だから、頭を下げたくなくて買っちゃったのか。
恐らく過去の学校への便宜と同じように、会議を一切通さずに予備費からでも出したのだろう。
私「毎年うどん屋をするとは限らないのに！？」
米「だから毎年うどん屋をするって決まってるんだって！」
私「プッ、いや、決まってませんて(笑)」
笑いをこらえるのが大変で思わず噴いてしまった。
なにをどう言いや良いんだこいつは。
米「それと！会議で承認って言うてるけど、あんたの誘導もあったんやないの！？」
私「どう言う意味ですか？」
米「会議の時に会長のあんたが委員長たちの発言に肩持った発言してるやないの！」
私「『発言してるやないの』とは？」
米「録音を聞かせてもらいました！！」
ほ～ぉ、誰かが録音してたのか。
米「みんなの承認も、あんたの発言が無かったら通ってなかったわ！あんたが承認取れるように誘導したんやないの！」
私「その録音ですが、私は一切録音の行為を認めておりませんが？」
米「認めてなくてもこうやって私に聞かせてくれる子はいるの！」
私「それは1年の学年委員長の吉田さんと、監査の江口さんですか？」
米「そうよ！！」
私「はい、よくわかりました。ではこちらで対処しますので、情報をありがとうございました」
米「ちょっ！ちょっと待ち...」
これ以上聞いてもしょうがないので、こっちから切ってやった。
その後も携帯には米沢さんからの着信が鳴りやまなかったが、相手をするのは無駄だ。
【ご報告】
「本日の定例会にて許可無く会議の内容を録音し、部外者にその内容を聞かせた方がいた事が発覚しました。
その部外者から先ほど抗議の電話があり、行為者の名前も聞きました。
このような行為は会議での忌憚の無い意見を頂く事への妨げとなり、尚且つ本来その様な行為は認めておりません。
次回会議にて、行為者の名前も含めてこの件をご報告させて頂きます。」
PTAの本部・各委員長・副委員長宛てにFAXを送信した。
もちろん吉田さんも江口さんも含まれている。
携帯が再び鳴ったので見てみると、会計の黒木さんだった。
「FAX見た！！ど、どーいう事！？」
「そーいう事(笑)」
次回定例会が楽しみだ。
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