認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の2人を在宅介護するバニラファッジさん。今回は「見習いたい、おばさんの伝え方」をご紹介します。
【前回】「一体何がそんなに忙しいの?」荒れる認知症義母を黙らせた「妻の言葉」
義叔母は、両膝人口関節ですが、リウマチの悪化と骨粗鬆症のため立位がとれません。
そのため起床から就寝まで介護が必要です。
月〜金曜日の朝は、訪問介護ヘルパーさんに起床介助を頼んでいますが週末は嫁がやります。

未婚で定年まで幼稚園教諭を勤めた人で
「やりたいことは、誰に気兼ねするでもなく、全部やってきたわ。そして困っている人の手助けもたくさんしてきた」
が口癖の人でした。


身体は不自由ですが、頭の回転は良く気遣いのできる人です。







8時は、いつも訪問ヘルパーさんが起こしてくれる時間と一緒です。
嫁に遠慮しながらも、自分の気持ちもちゃんと伝えられるおばさんには見習うことがたくさんあります。
晩年は、不自由になってしまった自分の身体に涙を流す日々もありましたが、気丈な人でした。
「私だったらどうするだろう」
などと考えることがよくありました。
介護の日々は、自分の老後を重ね合わせながら、多くのことを学ぶ機会がありました。
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