「生まれたばかりの孫を連れて、義母宅を訪れた時のことです。それまで寝ていた赤ちゃんが目を開けたら、『かわいくない』とひと言。それだけでもあり得ないのに、さらに追い打ちをかけるような言葉が...! もう許せません」
■妄想の世界では義母を何回叩いたか...
「だって、こっちの家系の顔じゃないもの」
と、明らかに不機嫌そうな様子を見せました。
これには娘も相当ムカついたのでしょう。
それ以来無言となり一言も発することはありませんでした。
それにはさすがの夫も苦笑い。
「そんなこと言うもんじゃない。赤ちゃんなんてみんなこんなもの。生まれてしばらくはむくんでるでしょ。それにほら、こんなにかわいいよ」と笑い飛ばそうとしています。
しかし、それでも納得できないのか義母は「赤ちゃんがかわいいのと顔がかわいいのは別の話」こうキッパリ言ってのけたのです。
そこまで言われた私の心の中では怒りの炎がボーボーと燃え盛っていて、「なんとおっしゃいました? もう一回言ってみろ!」と、つい口から出そうになります。
しかしここで喧嘩はできませんので、この言葉を飲み込むのに精一杯。
妄想の世界では義母を何回かぶっ叩いていたと思います。
しかし、現実にはそんなことは実行しません。
心の中での復讐で気持ちを収めるしかないのです。
その後、モヤモヤしながら実家を後にした私たち。
車に乗った途端、「なんか辛い」といった娘の言葉が重たく響きます。
そして私も同じ思いですので、「お義母さん、犬のウンコでも踏めばいいのにね」とつぶやきました。
普段なら夫への配慮もあり義母の悪口はできるだけ言わない私。
ですがこのときばかりはそんなこと知ったことじゃないという感情が勝りました。
その結果、口をついて出てきた言葉が「ウンコ踏め」だったのです。
これがきっかけで車の中は大爆笑。
「そんなこと言わないの」と言っている娘は泣き笑い状態でした。
もちろん、すっきり晴れ晴れとはいきませんが......。
そのときのことが夫の心に刺さったらしく、後日夫から義母に「今回のようなことは二度と言うな」ときつーく釘を刺してくれたのだそう。
おかげでそれ以降は義母が同じことを繰り返すことはなくなりました。
めったに経験しないくらいのムカつく体験でしたが、夫のおかげで最後はめでたし? で終われてよかったです。
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