「60代の女性です。新しい年が始まり、何か始めようか考えている方は多いと思います。健康を維持するためにウォーキングや軽いスポーツなどもその一つ。うちの母もそんなタイプでしたが...」
■「健康」のために行動がエスカレートしていった母
健康というワードに敏感だった母(享年83歳)。
何かをやり始めると、それをとことん突き詰めていくタイプでした。
ぶら下がり健康器、ウォーキングマシン、ヨガマット、エアロバイク、バランスボール、フラフープなどなど...。
我が家には、使わなくなった健康グッズが山積みになっています。
そんな母には、毎朝のルーティンがありました。
朝起きたらまずはラジオ体操。
私は眠かったので参加しませんでしたが、我が家では毎朝ラジオから流れていました。
次は乾布摩擦。
乾布摩擦は血行促進に効果があるのだそう。
「皮膚をこすることで微細な血管が刺激されて血流が改善され、その結果、体内の酸素や栄養素の供給がスムーズに行われて、細胞の新陳代謝が活発化するんだからね」
母はそう話しながら、いつもタオルで乾布摩擦をしていました。
しかも毎朝、上半身は裸になってやるのです。
私の弟(現在58歳)が中学生になった頃には「お母さん、それなんとかならない?」と困惑していました。
裸はともかく、ラジオ体操や乾布摩擦はよくある話かもしれません。
ただ、健康オタクの母は「もっと健康になるにはどうしたらいいのか」と考えました。
そして、乾布摩擦の真髄(?)を追究していったのです。
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