皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
【前回】婿養子に入る長男を嘆く母。だけど愛情不足で育った私にはわかる「実家よりマシ」な理由
某SNSに、久し振りに元夫からメッセージが届いていました。
前に連絡があったのは、私の誕生日の少し前で『一緒に回転寿司に行かないか』というものでした。
しかし、元夫は当時の私にとって、すでに『自分の誕生日に会いたい人』ではなくなっていました。
それに何よりメッセージ中に書かれていた『どうせ年末年始も誕生日も祝ってくれる身内のいない孤独老人同士だから』という言い回しに抵抗を覚えたので、すぐに断ったのです。
なんで離婚の原因を作った人に、孤独老人扱いされなければならないのか、と......
それ以来、ずっと連絡は途絶えていたのですが......
今回のメッセージが届いたのは、本人の誕生日でした。
内容は『63歳』とだけ。
確か、62歳になったはずなのですが......
もう自分の年齢にも頓着しなくなってしまったのでしょうか。
そのまま返信をせずに放置していると、数日後、再び、今度はもう少し長めのメッセージが届きました。
「前期高齢者になり、長年働いていた仕事も手放し、近頃は生きる気力も失せてきた。人を助けると思って、一度会ってもらえないだろうか」(原文ママ)
何というか、復縁要請をほのめかすような内容です。
しかも、経済的に困っている様子がうかがえます。
もう離婚してかなり経つのに、まだ私に金銭面で頼ろうとしているのが丸分かりでした。
一度は縁があり、結婚までした相手ではありますが、その生活を思い出すと絶対に寄りは戻せません。
むしろ、こちらも老後を控えて、どうやって生活していくか不安で一杯。
それで、こんな内容の返信をしたのです。
『私達はもう他人です。結婚生活で生活費も渡さず、何かと私の結婚前の預金を持っていったよね? あれを返してくれるなら会ってもいい』
これを送った翌日、元夫から返事がありました。
『キミは昔はこんなカネカネ言うような人間じゃなかった』
え......!? それをあなたが言いますか......!?
しばらくパソコンの前で呆然としてしまいました。
カネカネ言う人間......ですか。
確かに以前の私は、お金に対してそこまで執着がなかった方だと思います。
だからこそ失敗したのです。
生活費をもらえなくても、貯金を引っ張り出されても、強く言えませんでした。
「お金より家族、人間関係が大事」 そんなことを考えていました。
晩婚で結構いい歳だったのに、甘ちゃんです。
しかし、どんどん生活が苦しくなっていっても、全く生活態度を改めない元夫。
私が「お金より家族」と思っていても、相手が同じように思っていなければ、それはただの搾取です。
考え方だって変わって当然というものでしょう。
もしかしたら人から見て可愛げのない性格になったのかもしれません。
お金に汚い、ごうつくばりに見えるのかもしれません。
でも私はこれでよかったと思っています。
60代一人暮らしをする私の頭の中には、いつもどこかしかに不安があります。
ブログにも、収入や出費のことなど書いていますが、実際のところ、平穏な暮らしを望むなら、経済的な安定は必須なのです。
将来の事を考え無駄遣いを減らし、生活が成り立つように貯金することを優先しています。
捨て銭になるかもと思いながら、信頼できない人のためにお金を使う事は、もうできません。
あの後、元夫からの連絡は途絶えました。
とはいえ、あの人もいい年齢の大人なのだから、自分が生きるための生活費は自分で何とかすべきです。
もしも、どうしてもダメだと言うなら、年金を受給できるようになるまで、生活保護を申請すればいいのではないでしょうか。
冷たい言い方をするようですが、とくに金銭的な余裕があるわけでもない、とっくに赤の他人になっている元妻に無心するよりも、行政の方がまだ何とかしてくれる可能性が高いと思います。
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