「40代の女性です。以前、海外のショッピングサイトを利用した際に起きた、ちょっとしたトラブルの話です」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■これは...商品の入れ間違い?
数年前の話です。
夫(49歳)がイギリスのショッピングサイトを利用し、自転車用品等を購入しました。
そのサイトは以前にも何度か利用しており、トラブルは1度もありませんでした。
夫はお気に入りブランドの自転車用ヘルメットやライト、靴などを購入。
しかし、今回は送られて来た商品が注文した内容と微妙に異なっていました。
ロゴがおかしかったり、模倣品だったり...というわけではありません。
夫はブルーの自転車用ヘルメットを注文したのですが、送られて来たのはイエロー。
靴は注文したサイズよりも小さいサイズ。
ショップにメールで問い合わせると、ショップからは「商品に満足してもらえなくて残念」といった文言に加え、「指定した運送会社で、着払いで返送するように」と指示されました。
注文した商品を正確に発送しなかったくせに、「満足してもらえなくて残念」とはどういうこと? という感じでした。
そして、ここで問題が...。
国際郵便では着払いの設定ができません。
ショップに相談しても、国際郵便の送料までは負担できないとのこと。
いくら店側に非があるとは言え、こういった部分は国をまたいで買い物をする側のリスクということになるのでしょう。
少し盲点でした。
そういう理由で結局、夫は返品を諦めることに。
イエローのヘルメットは自分で使用し、靴は知り合いの子どもにプレゼントしました。
「それにしても、商品を2つも入れ間違えるなんて、担当した人は雑だなあ」とボヤく夫。
その時は梱包を担当した人が入れ間違えたのだと、普通に考えていたのです。
しかし、実はそうではなかった可能性が出て来ました。
■その「サービス」はありがた迷惑では...
夫が勤める職場にイギリス出身のSさん(30代)がいます。
Sさんはイギリスにいた頃、ネットショッピングの会社で働いた経験があるそうです。
そのため夫は、今回のトラブルを愚痴っぽく彼に話したそう。
すると、Sさんからは意外な言葉が返ってきました。
なんと彼が働いていた会社では、注文の商品が在庫切れだった場合、色違いなどの代替品を「気の利いたサービス」として梱包していたというのです。
客が気に入ればそれでいいし、気に入らなければ送料着払いで返品してもらうシステムなのだとか。
たしかにイギリス在住であれば、サービスとしては悪くないのかも知れません。
パソコンの画面上ではいまいちでも、現物を目にすれば「この色も素敵」となる可能性はあります。
しかし、夫は海外から注文しているため、自己負担なく返品するのはほぼ不可能。
目当ての商品が在庫切れなら、何も送ってくれないほうがマシです。
そもそも色違いはともかく、靴のサイズ違い、しかも小さいサイズを送りつけるというのは、ちょっとどうかと...。
「海外からの注文でも、そういうことをする?」
それが私の率直な意見でした。
恐らく、梱包を担当する人はどこへ発送されるかまではチェックしていない可能性が高いため、仕方がないのかもしれません。
夫が利用したショッピングサイトも同様のシステムだったかどうかは不明ですが、海外のショッピングサイトを利用する際のリスクを学んだ経験でした。
それ以降、「在庫切れの際には代替品の発送不要」の旨を、念のため事前に伝えるようにしています。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。