「50代の女性です。新品の服を家で着続けて、穴だらけのヨレヨレ服で外出する外国人の夫がいます。妻(私)がケチで服を着せてもらえず、虐待だと周囲の人から思われてないか心配です...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■新品の服を家で着る夫。おかげで外出時にはヨレヨレ...
外国人の夫(56歳)は、新しい服を買うと毎日のように家の中で着続けています。
最初は「昨日買ったばかりの服じゃない? なんで家の中で着てるの?」と思ったものの、それほど気にかけていませんでした。
ところが、次の日もまた同じ新品の服、その次の日も同じ。
さすがに「いやいやどう考えても変でしょ?」と思いました。
家の中ではお古、外出時に新品をおろすのが普通ではないかと思うのです。
しかも家で着ると、飼っている3匹の猫の爪で破れるわ、食事をこぼしてシミをつけるわで、いよいよお出かけするときには夫の服は擦り切れ、穴が開き、汚れてヨレヨレの状態になっています。
日本では穴が開いているヨレヨレの服を身につけている人など、街でほとんど見かけたことがないので、余計に気になります。
■ヨレヨレの服でも気にしないのは慣習なの?
夫が生まれたのは、世界的に有名なファッションの街です。
昔から服が大好きな夫。
おそらく夫は、新しい服を買うと「うれしくてすぐに着たい!」のだと思います。
ただ、ファッションの街として知られていますが、着こなしていれば何でもいいという雰囲気もあり、大学生などは穴が開いたヨレヨレの服に、ボロボロの鞄を抱えていることも多いのです。
高級住宅街に住む知人も普段は毛玉だらけのとっくりセーター。
クリスマスなど特別な日だけ「ものすごい」おしゃれをしていました。
私も夫の国に住んでいた23年間、普段は夫の親戚からもらった古着や服の問屋街で手に入れた生地で自作したヨレヨレの服を着ていたので、それに慣れていた時期もありました。
帰国しても同様の服装でジムに通っていたのですが、ある日、顔見知り程度の関係のおばさまに「服あげよか?」と悲しそうな目で言われて「そういえば...日本ではヨレヨレってかわいそうだった!」と改めて気づいたのです。
夫のヨレヨレ服も、毎週通っているスポーツクラブのおばさま方から「かわいそう」というチェックが入っていないはずはありません。
「奥さん(私)にまともな服を着せてもらえず、虐待だなんて思われてはしないか?」と、どんどんと不安になってきます。
夫は「ヨレヨレで穴が開いた服でも他人のすることなど気に留めない」という自国の慣習を引きずっており、何回注意しても聞く耳を持ってくれません。
それでも金欠の我が家には、頻繁に新しい服を買えるほどの余裕などありません。
「お願いだから新品の服を家の中で着たおしてヨレヨレにしないで〜」と祈る毎日です。
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