「50代の女性です。日本にはいまたくさんの外国人の方が暮らしています。そんな彼らが、食事のときにイラっとする対応を受けていること、ご存知ですか?」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■外国人の友人と食事に行くと遭遇するモヤモヤ
私(53歳)の夫(44歳)はアメリカ人です。
友人には日本人をはじめ、アメリカ人、その他の国の方もいて、よく食事に行きます。
彼らは故郷を離れて日本で暮らしているため、馴染むための苦労も経験しています。
食事などで一緒に過ごすと大変勉強になり、多くの刺激も受けます。
そんな彼らの日本での苦労話の一つです。
彼らは時折、飲食店で納得できない残念な接客をされることがあるのです。
ちなみに、夫は17年間日本に住んでいるため日本語での会話は問題なく、また外国の友人たちも日本人と結婚している方々ばかりで、多少の差はあれどほとんど日本語での会話に問題はありません。
そんな彼らでもレストランなどで日本語で注文しているにも関わらず、店員は不安に感じるのか、同席している日本人に確認することがあるのです。
外国人だから日本語が完全に理解できないと思っているのでしょうか?
注文を聞いた後、たとえば私のところに助けを求めるように視線を向け、注文している外国人の友人の前で私に確認してきます。
もちろん、外国語で注文しているのであれば難しいかもしれませんが、夫や友人は日本語でオーダーしています。
店員の対応に同じ日本人として残念な気持ちになってしまいます。
■ねえよく聞いて! 日本語で注文していますよ
夫を含め、日本で暮らしている彼らは、日本人に近づきたいと母国語ではなく日本語で日々会話をしています。
それなのに、このような対応だと自分の日本語が認められていないのか? 無視されているのか? と悲しい気持ちになってしまいます。
外国人の友人の1人が「よくあることだよ、日本の方は僕のことが怖いのかな」と寂しげに言っていました。
そのようなとき、私の対応は一択です。
店員に「注文している本人に直接確認してください」と言い切っています。
注文した本人に返事もせずに、日本人の私に向かって話しかけてくるなんて、失礼に思うからです。
飲食店で働いている日本人の中には、片言の日本語で話す外国人への対応に困ったという方もいるでしょう。
ですが、彼らも一生懸命に日本語で話しているので、もっと耳を傾けてあげてほしいなと思います。
また、もし外国語で対応する必要がある場合、覚えておいていただきたいのが、文法や発音が間違っていても、ほとんどの外国人は気にしていないということです。
だってここは日本ですもの。
母国語でない言葉で、完璧に話そうなんて考える必要はありません。
以前アメリカのレストランで、私が英語は話さないと判断し、そっぽを向いた店員に夫が「彼女が注文しているんだよ!」と英語で言ったことがありました。
ビシッと言い放たれた店員は、慌てて私に向き直ってくれました。
このときの夫の対応には感動しました。
私も日本で同じような場面があれば、夫や友人たちを助けていきたいと思っています。
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