「50代の女性です。高い化粧品はできれば使い切りたい。買ったからには最後の最後まで使い切りたい。ただそれだけなのですが、これってケチですか?」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■どこまで使ったら終わり? 見極めって難しい
私は自分のことをケチだとは思わないのですが、昔から消耗品や日用品に対してはとことんまで使い切らないといけない使命感のようなものがあり、徹底的に使い切ったことに達成感を感じます。
一方、食品に関しては、自分で言うのもなんですがずぼらです。
店頭で美味しそうなもの、食べたいものを見つけるとあまり深く考えずに購入し、イマイチだったら冷蔵庫の肥やしとなり、いつしか賞味期限が切れてさようならすることも珍しくありません。
そこにはあまり執着も、もったいない感もないのが自分でも不思議です...。
まず、歯磨き粉は使い切り品の筆頭で、家族に「もうそろそろ新しいの出してもいい?」と聞かれてからが私の出番だと思っています。
家族には新しいものを使ってもらい、私は残りわずかな歯磨き粉を「1回でも長く戦う(使う)」ことに喜びを感じます。
最後の最後にはお尻からハサミで切って、中をほじくり出すのは当たり前です。
以前「もうないな」と家族が判断して歯磨き粉を捨ててしまったときなどは、ゴミ箱から拾い上げて使い切りました。
家族はそんな私をあきれて見ていますが、最近は言っても無駄だと思っているのか、古いものはそのままにして黙って新しいものを出して使うようになりました。
シャンプー、コンディショナー、台所洗剤などもその類いで、残り少なくなってからが私の出番だと思って暮らしています。
■「高いものをケチケチ使う」「安いものをたっぷり使う」どっちがいい?
家族で共有しているものだけでなく、私だけが使っている化粧品に関してはさらなる闘争心が芽生えます。
歳も歳なので、プチプラコスメでは効果を期待できないだろうと、わたしはある程度の金額のコスメを購入しています。
そこはあまりもったいないとは思わないのですが、使い終わりになると秘めたるケチ精神が頭をもたげるのです。
化粧水のようなさらっとした水モノは終わりが分かりやすいですし、指が底まで届くクリームはなくなったと見極めやすいのですが、乳液や美容液のようにとろみのあるモノが曲者です。
「あ、もうなくなるな」と思ってから何回使えるかが勝負なのです。
プッシュ式のものは管の部分まで丁寧に、瓶の中に指が入りきらないものは綿棒やストローを使ってでも容器の底の底までからめとります。
もう使用目安の1回分には到底及ばないのでは、という量の美容液を風呂上りの顔に塗り込んで、満足してほくそ笑む私なのです。
そんなことをするくらいなら安いもの買って、惜しげもなくたっぷり使ったほうが効果はあるのでは? そう思わなくはないです。
でもそれはそれ、これはこれと、日々達成感を得たいがためだけにセコくセコく私の戦いは続いています。
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