「聞いてほしいことがあるの」同窓会以来、急接近してきた友人の「あきれた相談事」/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。

【前回】「司会も余興もスピーチも頼んだわ♪」マリッジハイな友人の要求にブチ切れて結婚式を欠席!

「聞いてほしいことがあるの」同窓会以来、急接近してきた友人の「あきれた相談事」/かづ pixta_27126554_S.jpg

高校時代の友人、百合の結婚式に私は参加しなかった。

しかし久美は出席し、その時に百合彼の弟を紹介されたらしい。

そしてなんと3か月後には久美はその百合彼弟と結婚したという。

百合と久美が義姉妹になったとの情報を教えてくれた典子とは、高校の頃は全くと言っていいほど絡みは無かったものの、同窓会の連絡をしたことがきっかけて電話が来るようになった。

他にも同窓会の連絡がきっかけで電話やメールをして来る子が多くなり、私は一気に友達が増えた状態になった。

個人的には『来る者拒まず去る者追わず』なので、長年親友と思っていた加奈や百合や久美と縁が切れても一向にかまわない。

自分にとって無理の無い関わりが出来るのが長く付き合える本当の友人なんだと、色んな経験から学んだのだ。

子どもの頃ならいざ知らず、友達が少ないのは恥ずかしいだの、無理をしてでも愛想良くしてママ友を作らなきゃなど思っていないタイプなので、ある意味自分の生活に悪影響を与えるものは切れても仕方がないと割り切れた。

今で言えば、人間関係の断捨離とでも言うべきか。

同窓会の幹事をした事で分かったのは、四捨五入すれば四十という歳になってもまだ独身だという者がかなりの数居たと言う事だった。

この歳になったら同窓会で独身だと言うと、既婚者ばかりの中参加しづらくなるんじゃないかと心配もあったがそんな事は無かった。

連絡を入れると「独身なんて私ぐらいじゃないの?」なんて聞いて来る子もいたが、「大丈夫! 独身さんはいっぱいいる!」と言うと安心したような声が返ってきた。

典子もそんな中の一人だったが、半年くらい前に彼氏が出来、つい数か月前に婚約した。

典子いわく、「おとなしい感じで優しい人」で「部署は違うけど同じ会社の2個上の人」らしい。

典子は結婚式に呼ぶと言ってくれたが、私の中でそんなに親しい間柄という認識も無く、また皆様ご存じの通りに結婚式に出席するとなると大変物入りとなるので、せっかくですがと早々にお断りをさせて頂いていた。

典子の結婚式が近づくにつれ、私に色々と知らせてくるようになった。

そう、相談ではなく「○○にした。決まった。」という事を電話してくるのだ。

「へぇ、そうなんだぁ。ふ~ん」

自分でも生返事すぎるとは思ったが、もう既に決まった話ばかりをされても他に返事のしようが無かった。

ところが結婚式間近になったある日の事、典子が「聞いてほしいことがあるんやけど? 電話していい?」とメールをしてきた。

今まであらかじめメールで電話の打診をして来ることなど無く、突然電話が掛かってくることばかりだったのでこれは何かあったのか? 電話が鳴り、恐る恐る受話器を取った。

典子からの「聞いてほしいこと」とは、新居の事だった。

「えっ? まだ住むところ決まってへんの? 結婚式もうすぐやろ??」

聞くところによると、ご主人は会社の近くの賃貸マンションにしたいと言い、なんと典子は実家で同居をしたいと言い、それで話がまとまらないと言う。

会社は実家から遠く、そんなところに住んだら実家と行き来がしづらいと言うのだ。

「でも、典子も通勤が楽になるやん?」

会社から遠いところにある実家住みだった典子は、そこから毎日通勤していたのだから何が問題なのか?

すると典子はすでに婚約した時点で寿退社したと言う。

典子としては、寿退社でみんなに花束をもらうのが夢の一つだったらしい。

「で? なんで典子は実家での同居希望なん?」

そこで初めて典子が一人娘だと聞く。

おまけにこの歳になってもまだ家事全てを母親にやって貰っているので、専業主婦になっても主婦の仕事が全くできないと言う。

「えっ!? 全く出来へんの??」

出来る出来ないの程度はあるだろうが、全くとは驚きだった。

『あんたは働いているから疲れてるやろ?』と言われ、下着まで洗濯してもらい、畳んでタンスに片付けてもらうまでしてもらっていたらしい。

「でも、出来んなりにもやってたらなんとか出来るようになるで?」

私がそう言うも、典子は「親がやってくれると言ってるのに自分たちでやる意味が分からん」と言ってきかない。

「いやそれでも結婚して一つの家庭を作っていくんやから。それが自立やないん?」

「同居したら家賃要らんねんで!? 食費も要らんねんで!? それで家事もしてくれるのになんで反対する?」

「いやだからぁ。それを全部自分たちでするのが自立やん。って言うか、家賃も食費も払わん気なん!?」

色々驚きポイント満載で、これで同い年とはあきれて物が言えなかった。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 基本専業主婦の50代。子育てが終わり、夫と2ニャンと暮らしている結婚38年目です。 一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

【かづさんの連載が漫画になりました!】


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