生まれ育った家を離れるなんて...おばさんの「在宅介護」への強い思い/バニラファッジ

認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の2人を在宅介護するバニラファッジさん。今回は「おばさんの在宅介護への強い思い」をご紹介します。

【前回】 介護スタッフが部屋にぎっしり! 囲まれた認知症義母がはじめた「不思議な遊び」

おばさんは、リウマチと骨粗鬆症で手足が不自由です。 そのため起床から就寝まで介護が必要です。

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1日の終わりに、おばさんはひとしきり私に詫びます。

独身で定年まで幼稚園教諭としてバリバリに働いてきたおばさんにとって、自分が誰かの世話になっているというのはとても辛いことなんだと思います

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そんな会話を毎晩繰り返していましたが、嫁が仕事で家を2日空けることになり、お義母さんとおばさんは2人一緒にショートステイに行くことになりました。

おばさんは今住んでいる家が生家で、途中嫁いで出戻ってきたお義母さんと違ってずっとこの家で暮らしています。

そのせいか、在宅介護への強い思いがあり、この家を離れて施設で暮らすなんてことは言語道断でした。

なので、具体的にショートステイの予定が決まってからは...

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めちゃくちゃ暗い。もう私へのねぎらいの言葉もない。

介護の種類はいろいろありますが、私はおばさんをショートステイに送り出すという介護が一番苦手でした。

この重苦しい空気がショートステイの日までずっと続きます。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

バニラファッジ

夫と3人の子ども、義母と義母の妹(おばさん)の7人家族の日々を描いた大人気ブログ「7人家族の真ん中で。」の管理人さん。身体は丈夫だけれど、認知症で毒舌な義母(2016年に他界)と、頭はしっかりしているけど、リウマチと骨粗鬆症で車いす生活のおばさん(2015年に他界)との「在宅介護の日々」を、あれこれ思い出しながら描いていきます。著書に『スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護: お義母さん!トイレはこっちです』『7人家族の真ん中で。』『91歳毒舌系女子、喧嘩を売って生きてます』など。

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